NewsLetter

NewsLetter 2023年9月号

NewsLetter 2023年9月号

抜いたほうが良い親知らずって?

親知らずとは手前から数えて8番目に生えている歯の事を言います。
親知らずがある人で、歯が真っ直ぐ生えておりブラッシングがしっかりできていれば問題ありませんが、現代人は顎が狭く小さくなって、親知らずが傾いて半分埋もれて生えている人や、生えずに埋もれたままの人が多くなっています。

親知らずが歯ぐきの中に埋まっておらず、部分的に顔を出している状態を「半埋伏」と言います。この場合、中途半端に顔を出した歯と歯ぐきの隙間は、深い歯周ポケットができている状態と同じであるため、内部にプラーク(細菌の塊)などが溜まり、急性的に炎症が起きて腫れたり出血する場合があります。抗菌薬などで一時的に炎症を抑えても、原因となる親知らずを抜かない限り炎症はくり返し起こります。

また、半埋伏を含め親知らずのほとんどが傾いて生えている場合が多く、手前の歯と親知らずがぶつかっている所に食べかすが挟まりやすくなっており、さらにそこには歯ブラシは届かないため双方の歯共にむし歯になるリスクが非常に高くなります。仮にむし歯の治療しても、親知らずがある限りむし歯の再発はなかなか避ける事ができません。

このように、親知らずがあることで悪影響が出る場合などには、抜歯をおすすめする場合があります。ご自身がどういう状態なのか気になった時は歯科医院できちんと診てもらいましょう。

いの歯科医院 歯科衛生士 辰喜 光

参考文献:nico/2023.03

デンタルフロス(糸)や歯間ブラシを使いましょう!

皆さんの中には、毎日きちんと歯を磨いているけれど歯ブラシだけしか使っていない、そんな方はいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、歯ブラシだけでは落としきれない汚れがあります。それは歯と歯の間に付いた汚れです。そこは歯ブラシの毛先が届かない場所であり、そこに溜まった汚れは歯と歯の間のむし歯や歯周病の原因となります。そのためむし歯や歯周病を予防するには、デンタルフロスや歯間ブラシといった補助用具を使う事が大切です。もし、使い方やご自分でデンタルフロスと歯間ブラシのどちらを使用すれば良いのかわからない時には、かかりつけの歯科医院にご相談下さい。

(nico 2023.07より)

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NewsLetter 2023年8月号

NewsLetter 2023年8月号

「お口ポカン」は、病気です!

「お口ポカン」と言われる常にお口が開いた状態は、「口唇閉鎖不全症」という疾患です。

口唇閉鎖不全症やそれに伴う口呼吸が原因となり、口腔機能全般、つまり「食べる機能」「話す機能」「表情を作る機能」「呼吸機能」などの低下に繋がる事がわかっています。

また、口呼吸することで細菌やウイルスによる感染症にかかりやすくなります。さらに、口唇閉鎖不全症は子供の頃からみられる場合も多く、自然治癒する事は難しい疾患です。

口を閉じられない理由としては、「鼻や喉の病気で鼻呼吸できない」「歯列不正が原因で口を閉じられない」「口を閉じる事はできるが習慣的に口を閉じられない」などが考えられます。

対処方法として、口唇閉鎖不全を引き起こす原因疾患を治療したり、口の周りの筋肉が弱い場合や口を閉じる意識が低い場合は、口腔周囲筋のトレーニングや意識づけの改善により効果が期待できます。

いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子

参考文献:デンタルハイジーン/2023.07

砂糖の過剰摂取!

精製した白砂糖やグラニュー糖はショ糖がほぼ100%です。おもにトウモロコシから作られる異性化糖はブドウ糖果糖が70%、残り30%は水分です。どちらも熱量(カロリー)にはなっても他の栄養素がほとんど含まれません。両者は、パン、インスタントラーメン、カップ麺、食肉加工品、練り物製品、漬け物、麺つゆ、インスタント味噌汁、納豆のたれ、せんべいなどの多くの加工品に含まれています。このことが肥満や糖尿病など、子供の生活習慣病の大きな要因になっています。

(デンタルハイジーン 2023.06より)

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NewsLetter 2023年7月号

NewsLetter 2023年7月号

フッ素配合歯磨き剤の効果的な使い方!

むし歯予防に効果的と言われるフッ素配合の歯磨き剤をお使いの方も多いと思います。せっかく使うのなら効果的な方法でないともったいないですよね。普段の使い方を少し気をつけるだけで、効果がぐんとアップします。

①歯みがきは最低1日2回はしましょう。歯みがきで歯の表面に取り込まれたフッ素は、徐々に溶け出して少なくなってしまいます。そのため、1日2回、3回のほうが歯の表面のフッ素量を維持する事ができます。

②歯磨き剤を歯ブラシにつける前に、歯ブラシを水で濡らすのはやめましょう。フッ素化合物は水と反応しやすく、そのためフッ素化合物が本来持つむし歯予防効果が低下します。さらに6歳以上の場合、歯磨き剤はブラシの長さと同程度にたっぷりつけることが推奨されています。

③奥歯などのむし歯リスクの高いところからみがき始めましょう。歯磨き剤のフッ素濃度は、歯みがきをしている最中に唾液によってどんどん薄まっていきます。そのため薄まっていないフッ素を届けるために、むし歯になりやすい歯からみがき始めると良いでしょう。一般的にもっともむし歯になりやすい歯は下の奥歯、次に上の奥歯です。ただし、人によってはむし歯になりやすい部位が異なる場合もありますので、かかりつけの歯科医院にて、自分自身はどこの歯がむし歯になりやすいかを確認しておくと良いですね。

今日からは、毎日行っている歯みがきをもう一歩ステップアップさせてみてはいかがですか?

いの歯科医院 医療事務 小林万希子

参考文献:nico/2023.05

「白衣性高血圧」をご存じですか?

「白衣性高血圧」という言葉を聞いた事がありますか?これは普段血圧の薬を飲んでおらず家庭での血圧は正常な値の方が、医療機関で血圧測定をすると高血圧になるというものです。以前、病院や健康診断での血圧測定時に高い血圧だった事がある方は、ぜひ一言お知らせ下さい。この白衣性高血圧を把握する事も安全に治療を行うために大切な事です。

(nico 2022.06より)

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NewsLetter 2023年6月号

NewsLetter 2023年6月号

歯が抜けた場所を放置するのはやめましょう!

歯周病やむし歯で歯を失ってしまった所を長い間そのままにしてはいませんか?歯が抜けた場所が長い間放置されていると、その空いたスペースに周りの歯が動いてきてしまうことがあります。

歯が動く理由としては、歯にかかる力があります。歯というのは、それ単体で今の位置に並んでいるわけではありません。唇、頬、舌からの力、隣や噛み合う歯からの力、噛んだ時の力、姿勢やお口の癖による力など、外部から加わる力のバランスが取れる位置に歯は並んでいます。歯を失ってしまうことで、この力の均衡バランスが崩れてしまうと、歯が動き、歯並びも乱れはじめてしまいます。

その結果として、隣の歯が空いたスペースに倒れてきたり、向かいの歯が飛び出してきたり、さらには歯並び全体に影響が出てしまうこともあるのです。
もしそうなってしまった場合、歯を補う治療を行う際にとても大変になってしまい、治療期間も長くなってしまうことがあります。

それらを防ぐためにも歯を失った時はそのまま放置せず、すぐに歯科医院で治療を受けましょう。

いの歯科医院 歯科衛生士 辰喜 光

参考文献:nico/2022.12

過剰歯ってどんな歯?

普段使う歯ブラシの他に歯と歯の間をみがく道具の1つに歯間ブラシがあります。歯間ブラシの使用においてはサイズの選択が極めて重要で、歯と歯の間の隙間を軽い抵抗で通過出来るものを選びます。隙間に対してブラシが小さいものを選ぶと汚れがきちんと落とせず、また大きすぎると歯や歯ぐきを傷つける恐れがあります。今お使いの歯間ブラシのサイズがご自身に合っているのか気になった時は歯科医院でチェックしてもらいましょう。

(nico 2022.05より)

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NewsLetter 2023年5月号

NewsLetter 2023年5月号

マウステーピングで口呼吸予防!

新型コロナウイルス感染症対策によるマスク生活が長引いていますね。マスクの下でも鼻呼吸をしたほうが良いのですが、おしゃべりやカラオケをする機会が減り、お口の周りの筋肉が弱っていて、口呼吸になっている方もいるでしょう。
また、自覚症状はなくても、寝ている間に口呼吸になっている方もいます。これを簡単かつ確実に予防してくれるのが「マウステーピング」です。

マウステーピングの歴史は古く、1952年のアメリカ歯科医師会雑誌には「マウステーピングが口の乾燥を防ぎ歯周病を予防する。」という論文が載っています。日本では歯科大学の歯周病の教科書で「口呼吸予防にマウステーピング」が紹介されています。
実は、プロのアナウンサーや歌手も、風邪の予防や喉の乾燥防止のためにマウステーピングを愛用しており、睡眠の質が良くなることも期待できます。

みなさんも朝起きた時に、お口が乾いている場合や、喉がイガイガして「もしかして口呼吸しているかも?」と思い当たった方は、ぜひマウステーピングを試してみてください。

いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子

参考文献:nico/2023.02

歯周病検査はいつするの?

歯周病治療開始前の歯周病検査では、「どこがどの程度悪いか?」「進行スピードはどうか?」を把握するために行います。治療後には、「どのくらい良くなったのか?」「どこにリスクが残っているのか?」を調べるために、再度歯周病検査を行います。これによって、「さらに治療を続けるのか?」「メインテナンスに移行するのか?」を決めることになります。メインテナンスでも、「どこかに問題が出ていないか?」をチェックするために歯周病検査を行います。

(nico 2023.02より)

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NewsLetter 2023年4月号

NewsLetter 2023年4月号

怖がらないで麻酔注射!

むし歯の治療や抜歯、進行した歯周病の治療など歯科治療の多くは痛みをともないます。その痛みを感じずに治療を受けられるように使用されるのが局所麻酔です。「歯ぐきに麻酔注射をする。」と言われると痛そうで怖いイメージを持つ方もきっといらっしゃるでしょう。

「麻酔はどうしてもしなきゃいけないの?」と、質問される事も時々あります。強い痛みや緊張、ストレスは身体に良くない影響を与えます。血圧や心拍数を増加させて脳や心臓に負担をかけたり、失神や脳貧血を起こしかねません。こうした事態を避けるために麻酔を使って痛みを除去し、体に負担をかけない事が大切なのです。

また、麻酔薬の身体への影響も気になりますよね。確率は低いものの、局所麻酔に使われているリドカインはアレルギー反応を起こす可能性があります。そういった成分に対してのアレルギーをお持ちの方には、別の成分を配合した麻酔薬を使用します。さらに局所麻酔に含まれるアドレナリンには血管収縮作用があります。そのため高血圧症や心臓病をはじめ、持病についても必ずお知らせ下さい。安全に麻酔薬を使用し、安心して歯科治療が受けられるようにしたいですね。

いの歯科医院 医療事務 小林万希子

参考文献:nico/2023.02

脳への良い刺激、赤ちゃんの手づかみ食べ!

離乳食までは口元に運ばれたものを食べることが主な赤ちゃんの食事。離乳食が終わると、今度は自分の判断で食べ物を見て選び、手を使って食べ物を掴み、それを見ながら自分の口に持っていく手づかみ食べをするようになります。このように、手で掴んでそれを唇と歯でちょうど良い大きさにかじり取り咀嚼して飲み込むという手と口の感覚に関係する部分は、脳の中でも大きな役割を占めています。この部分を小さい頃から刺激し発達させることは、脳の神経組織を育てるうえでとても重要と言われているのです。

(nico 2023.02より)

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NewsLetter 2023年3月号

NewsLetter 2023年3月号

寝る時は入れ歯をはずしましょう!

入れ歯を使っている方の中には、入れ歯をお口の中に入れたまま寝てはいけないのかと思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかし、歯と粘膜への負担や入れ歯の衛生面を考えると、基本的に寝る時は入れ歯をはずしてもらうほうが良いのです。

入れ歯のバネや歯ぐきの部分が接する歯や粘膜は、唾液による自浄作用が働きにくく、入れ歯やお口の汚れが落としきれていないと細菌が繁殖しやすくなります。その結果、むし歯や歯周病が発生するリスクが高くなります。
また、長時間お口に入れておくことで粘膜にも負担がかかり炎症が起きるリスクも高くなってしまうため、寝る時は入れ歯をはずしたほうが良いのです。

中には、残っている自分の歯が少なく、その歯を守るために寝る時も入れ歯を入れてもらう方もいます。その際には日中起きている時に数時間入れ歯をはずして粘膜を休ませる事、入念な入れ歯のお手入れと歯みがきを続けてもらい定期的な歯科検診で歯と粘膜の状態をチェックしてもらう事がとても大切になってきます。

もし、ご自身がどうすれば良いのか気になった時は、かかりつけの歯科医院に相談してみましょう。

いの歯科医院 歯科衛生士 辰喜 光

参考文献:nico/2022.11

歯間ブラシのサイズ合ってますか?

普段使う歯ブラシの他に歯と歯の間をみがく道具の1つに歯間ブラシがあります。歯間ブラシの使用においてはサイズの選択が極めて重要で、歯と歯の間の隙間を軽い抵抗で通過出来るものを選びます。隙間に対してブラシが小さいものを選ぶと汚れがきちんと落とせず、また大きすぎると歯や歯ぐきを傷つける恐れがあります。今お使いの歯間ブラシのサイズがご自身に合っているのか気になった時は歯科医院でチェックしてもらいましょう。

(nico 2022.05より)

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NewsLetter 2023年2月号

NewsLetter 2023年2月号

歯根破折で歯を失わないために!

歯根破折とは、歯の根が割れたり折れたりしてしまうことをいいます。

この歯根破折は「神経を取ってある歯」に起こりやすく、発症してしまうと歯を残す治療は困難となり抜歯になってしまうことがあります。なぜ「神経を取ってある歯」に歯根破折が起こりやすいのかというと、神経を取ることで歯は死んでしまいもろくなってしまうからです。神経がある健康な歯と神経のない歯における破折しやすさを比較した研究によると、神経のない歯の破折による喪失リスクは、前歯で1.8倍、奥歯で7.4倍も高くなるといわれています。

歯の神経を取る治療は、むし歯が深くまで進行してしまった場合に行われることがあります。むし歯はよほど進行しないと痛みが出ないので、歯科医院での定期健診による早期発見早期治療が肝心です。むし歯の進行具合によって治療方法は異なり、初期むし歯のうちに発見し、進行を止めることができれば歯を削る必要はありません。また、穴のあいたむし歯でもそれほど進行していなければ神経を取らずに治療することが出来ます。

手遅れにならないために、痛みがなくても定期的な受診をお勧めします。

いの歯科医院 歯科衛生士 裏田雅枝

参考文献:nico/2022.10

歯磨き後の飲食は30分あけて!

フッ素入り歯みがき剤に含まれているフッ素(フッ化物)は、お口の中にとどまることで歯の修復促進をはじめとしたむし歯予防効果を発揮します。歯みがき後、すぐにお水やお茶を飲むと、お口からフッ素が流れ落ちてしまいます。そのため、歯みがき後のうがいも少量の水で済ませます。歯みがき後30分間飲食しないことがフッ素の効果を引き出すポイントです。歯科でフッ素塗布を受けた経験がある方は塗布後30分は飲食しないように言われたことがあるかと思いますが、それと同じです。フッ素の効果を引き出すなら、食べたり飲んだりするのは30分あけてからにしましょう。

(nico 2022.03より)

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NewsLetter 2023年1月号

NewsLetter 2023年1月号

子供の発達と歯科治療!

子供は小さな大人ではないといった言葉を聞いたことがあると思います。子供は心身の発達途上にあり、大人とは違った固有の世界があります。
歯科治療も子供の発達段階に合わせて行う必要があります。
乳児期(0~1歳)では言葉の理解はほとんどありません。歯の外傷など救急を要する処置に対しては身体をタオルや専用の器具で固定する必要があります。
幼児期(1~5歳)では、言葉の理解はある程度あるものの手早く診療を終わらせることが大切です。3歳以降は言葉の理解がさらに進みます。治療の際には励ましたり褒めたりするのも有効です。
学童期(6~11歳)では、小学生となり社会性が増してくるので、治療に対し協力的になります。

このように乳幼児期での歯科治療はスムーズに出来ないことが多いものです。治療のためだけではなく、フッ素塗布などの予防処置から歯科医院に通い、歯科医院の雰囲気や先生・スタッフに慣れておくことが大切です。

いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子

参考文献:デンタルハイジーン/2022.11

「ムラ食い」は問題なのか?

食事には何をどれだけ食べれば良いのかという質と量の問題があります。子供は空腹を満たしたら、それ以上は食べません。子供は体調や運動量によってどこまで食べたら良いのかがわかる。だから日々食べる量が異なる。しかし、現在子供の肥満が増加ています。加工されていない肉や魚、野菜など自然な状態の食べ物は食べ過ぎることはありません。加工されていてそこに砂糖が加わると、どこまで食べたら良いのかわからなくなってしまうのです。

(デンタルハイジーン 2022.11より)

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NewsLetter 2022年12月号

NewsLetter 2022年12月号

妊娠中に歯医者を受診しても大丈夫?

「妊娠中に歯の治療はできますか?」「妊娠中でも定期健診は受けられますか?」といった質問をされることがあります。妊娠中でも安定期の間であれば問題なく受診していただけます。

妊娠するとお口の中に変化が見られます。これは女性ホルモンの分泌量の増加によるもので、歯ぐきからの出血、お口のネバつき、口臭が気になるなどがよく聞かれます。つわりで今までと同じようには歯みがきができなくなったり、間食が増えたり、酸味のあるものを食べたくなるせいで、むし歯にもなりやすくなってしまいます。また、歯周病は早産や低体重児出産のリスクを高めると言われていてます。

定期健診では、歯石を取って歯周病のケア、変化した生活習慣や口腔内に対して日々のセルフケアの仕方など指導してもらう事ができます。また、むし歯の治療が必要になった時に心配なのがレントゲンや麻酔の使用です。どちらも、赤ちゃんへの影響は心配ないと報告されています。(慣例により当医院ではレントゲン撮影は行いません。)麻酔を使用せず痛みを我慢しながらの治療はかえってストレスとなってしまいますので、納得した上で麻酔を使用してもらいましょう。

生まれてくる赤ちゃんのために、お口の中のケアはとても大切です。ぜひ安定期に定期健診を受けましょう。

いの歯科医院 医療事務 小林万希子

参考文献:nico/2022.09

「誰かとの食事」の思わぬ効果!

高齢化の進む日本では、高齢者の痩せすぎが大きな問題となっています。痩せすぎは高齢者の体調不良や病気につながり、死亡リスクを高めることが明らかになっています。これを防ぐ有効な方法は「誰かと一緒に食事をすること」です。65歳以上の高齢者を3年間追跡調査した結果で、誰かと食事をする機会が少ない人は体重減少のリスクが高くなることが報告されているのです。コロナのことも気になりますが、近くに住んでいる独り暮らしの親族などがいらっしゃれば、一緒に食事を心かけてみてはいかがでしょうか。

(nico 2022.10より)

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