NewsLetter 2024年1月号

がん治療と歯科受診!

がん治療を受ける患者さんでは、歯科を受診してお口を管理していく事が重要です。

例えば手術を予定している患者さんでは、術前に口腔ケアを受ける事で術後の誤嚥性肺炎などの合併症リスクが低下します。また、頭頸部がんの手術をする方では傷口の感染や全身麻酔で口にチューブをつける際、歯の破折や誤飲の予防にも繋がります。
がん治療までの待機期間がどのくらいかを確認し、できるだけがん治療の開始に影響がないように歯科治療やケアをすすめていきますが、お口の状況ががん治療に影響を及ぼすと判断される事もあり、その際には歯科治療を優先させます。

がん治療を受ける病院内に歯科があり対応可能な場合は、病院内の歯科で口腔管理を行ってもらえます。歯科がない場合は、患者さんのかかりつけ歯科医院や地域歯科医師会などに連絡をしてもらい、術前の口腔管理が可能かどうかを確認してもらいます。対応可能な歯科医院の受診にあたっては、文書による情報提供(紹介状)があるとスムーズですので、がん治療の担当医より準備してもらいましょう。
がん治療と口腔ケアなんて無関係だと思っていませんでしたか?手術を受ける方だけでなく、「がん治療を受ける全ての方」にとって、歯科によるお口の管理が大切です。

いの歯科医院 医療事務 小林万希子

参考文献:nico/2023.09

デンタルミラーの役割!

歯医者さんのイラストで、歯科医師や歯科衛生士がよく手に持っているものといえば「ミラー(鏡)」ですね。この器具は正式には「デンタルミラー」と言い、棒の先には小さな丸い鏡が付いています。このミラーはおもに次のような使い方をします。①歯の裏側を見る。②照明の光を反射させてお口の中を明るくする。③舌や頬の粘膜、唇などを排除する。これらは、「ミラーテクニック」と呼ばれるほど歯科医療従事者の基本スキルになっています。鏡写しの反対像の見方に慣れたり、舌を抑える時の力加減に気をつける必要があります。このように少し奥が深いデンタルミラーのお話でした。

(nico 2023.09より)

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