4月 1 2025
NewsLetter 2025年4月号
歯みがき時間は長いほど良い?
みなさんは、普段の歯みがきにどのくらいの時間をかけていますか?
歯周病予防には歯と歯の間のプラーク除去が重要ですので、ていねいに時間をかけてみがくことが大切です。
一方で、歯周病によって歯ぐきが下がると歯の根が見えるようになります。この部分はむし歯になりやすい部分です。むし歯予防に効果のあるフッ素配合の歯みがき剤を使用している方も多いですよね。フッ素は唾液で徐々に薄まります。そのため、むし歯予防としては、フッ素が薄まっていない2分間でみがくのが重要とされています。
長時間みがく方で注意していただきたいのが、「ながらみがき」です。スマホやテレビを見ながら歯みがきをする方もいます。歯みがきの時間を長くとっているからといって、必ずしもしっかりとプラークがきちんと落とせているとは限りません。プラークが溜まりやすいところに歯ブラシがあたっていなかったり、同じところばかりみがいてしまっていることもあります。そのような方は、みがく順番を決めるなど意識してみがくと良いでしょう。
いの歯科医院 医療事務 小林万希子
参考文献:nico/2024.12
抜けた歯・噛めないお口!
歯が抜けたままにして軟らかい物ばかり噛んでいることは、体の健康にとっても良くありません。噛みやすく、軟らかい食べ物は炭水化物主体の高カロリーのものが多いうえ、よく噛まずに飲み込めるため満腹感も得にくく、量を多く摂ったり、間食をしてしまいがちです。それが体重増加の原因の1つになることもあるのです。歯を失った場合には、その後の適切な治療を早期に受けましょう。
(nico 2024.12より)