審美歯科診療について
私もかつて「審美歯科学会」に所属しておりましたが、「審美」を考えない治療は基本的にはありえないと感じております。
ただし、日本では、いわゆる健康保険制度があり、一般的な「保険適応の処置」と「保険適応外・自費診療の処置」に分けられます。
保険適応治療の基本的な考え方は、痛みなど患者さんの苦痛を取る事「除痛処置」、噛めない人を噛めるようにする「機能の回復」、最低限の「審美回復」となっております。
大まかに言わせていただくと、これに含まれない処置が「自費診療処置」となります。矯正治療などもある意味においては、「機能の回復」をはかるものなのですが、日本の保険制度においては、いわゆる見た目の治療「審美治療処置」と分類され、一部の先天的奇形疾患や外科処置を併用するもの以外は「自費診療処置」となっています。
ここで述べる「審美歯科診療」とは、矯正治療以外のものに関してですが、いわゆる「白くしたい。」というご希望に関し述べさせていただきます。
どの歯を治療したかがわからないほど白くきれいに治せるだけ、現在の治療技術は進歩しています。
保険適応治療においても最低限の「審美回復」とうたわれていますので、保険で治療した場合にすべてが金属などのを用いて、お口の中が「キンキラキン」となるわけではありません。どういうケースにどうなるかをこのページ上に事細かに記載する事は不可能ですが、一言で述べるならば、前歯に関してはほとんど白くする事が可能であり、奥歯に関しては金属に置き換えられる事が多いと思っていただくとわかりやすいと思います。当然、処置する範囲が小さい場合は奥歯であっても白く治す事は可能です。
現在の、日本の歯科治療の技術水準をいえば、患者さんから、「どこを治したかわからないように、すべて白い歯で治して下さい。」と依頼されれば、それを可能にするだけのものはあります。
それには、「保険適応外・自費診療の処置」がかかわってまいりますので、事前にそういったご希望がある方はご相談下さい。さらに詳細な診査をさせていただいたうえで、治療方法および治療費に関し説明させていただきます。
また当医院では、歯の漂白処置も行っています。お気軽にご相談下さい。