NewsLetter 2024年10月号

入れ歯の安定剤、その前に!

入れ歯の安定剤はテレビのCMでも見かけた事があると思います。街のドラッグストアでも売っており、手に入りやすい安定剤ですが、入れ歯が合わないと感じた時にはすぐに安定剤を使用するのではなく、まずは歯科医院に相談しましょう。

その理由は、使用しても入れ歯が安定しない場合があるからです。入れ歯の人工歯(歯の部分)がすり減ると、お口に合わなくなってきます。まずは歯科医院で入れ歯の調整をしてもらったり、作り直してもらいましょう。

顎堤(もともと歯が生えていた歯ぐきの部分)の形が良好でない場合などに、仕方なく使う事はありますが、使う場合でも気をつけなければならない事があります。安定剤をつけすぎると、安定剤の厚みが出て入れ歯を維持する力が弱くなります。適切な使用量など指導を受けてから使いましょう。

また、安定剤(クッションタイプ)には、安定剤を軟らかくするためにアルコールが配合されています。そのため車の運転には注意が必要です。装着から3~4時間後にはアルコールが低下しますので、時間をおいて運転すると良いかもしれません。
いずれにしても、入れ歯が合わない・痛い時には、まず歯科医院を受診しましょう。

いの歯科医院 医療事務 小林万希子

参考文献:nico/2024.07

細菌が最も多い場所!

身体の中で1番細菌が多い場所はどこかわかりますか?それは大腸です。大腸には1兆個/gの細菌がいるといわれています。お口の中はというと、丁寧に歯みがきをしている人の出来たばかりのプラークで1千億個/gといわれています。しかし、普段から歯みがきがおろそかな人のずっと磨き残されたプラークの中には、1兆個/gの細菌がいます。実は、大腸と同じだけの細菌がお口の中にいることになるのです。

(nico 2024.06より)

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