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NewsLetter 2020年3月号

NewsLetter 2020年3月号

知覚過敏のリスクチェック!

「歯がしみる」って誰にとっても辛い事ですよね。実は知らずに続けている生活習慣や癖がしみる症状の原因となってしまっていることがあるのです。

皆さんの中には健康のために柑橘類や酢の物などのすっぱい物を日々積極的に摂っている方もいらっしゃるかと思います。しかし酸味は身体には良いかもしれませんが、摂りすぎると酸で歯が溶けてしみる症状が出てきてしまうことがあります。もし酸っぱい物の摂りすぎで、しみる症状が出てきてしまった時はすっぱい物を控えることも必要になってきます。

他には普段自分では気づかない癖の中で、寝ている間の歯ぎしり、食いしばりも歯がしみる原因にあげられます。歯ぎしり食いしばりは、歯に過剰な力をかけ、歯のヒビ、欠け、すり減りなどを引き起こし、それがしみる症状の原因になっているのです。寝ている間の歯ぎしり食いしばりはご自分で治すことは難しいため、場合によってはマウスピースをお薦めする事があります。

生活の中に隠れている知覚過敏のリスクを見つけて習慣や癖を改善することで、しみる症状が改善することもあります。知覚過敏でお悩みの方は歯科医院でご相談してみてはいかがですか?

いの歯科医院 歯科衛生士 辰喜 光

参考文献:nico/2018.07

痛い時は無理に磨かないで下さい!

歯を磨いている時に歯ぐきから出血してくると「磨き足りないのかな?」と不安になることがありますよね。痛みがなく出血してくる時は、歯ぐきの炎症からくるものなので、継続して磨いてもらってかまいません。しかし、もし痛みがある場合には磨きすぎによる傷ができている可能性があるため、その時は無理に磨かないようにしましょう。傷がある状態で無理に磨きすぎると、傷にバイ菌が入って悪化したり、痛みがひどくなることもあります。心配になった時は、一度歯科医院を受診してみましょう。

(nico 2019.02より)

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NewsLetter 2020年2月号

NewsLetter 2020年2月号

痛くても使って見せて下さい!

入れ歯を新しく作った時には、入れ歯の取り扱い方や手入れの方法を詳しくお話しさせていただいています。
その入れ歯が人生で初めての入れ歯であればもちろんですが、何度目かの入れ歯であっても、その新しい入れ歯はその患者さんにとって初めての入れ歯だからです。

新しい入れ歯を入れると違和感があると思いますが、その違和感は慣れられるものなのか、慣れられないものなのか使い続けなければ判断できません。使い続ける事で痛みを感じるようになる事もあります。
人の歯は顎の骨に支えられていますが、入れ歯は歯ぐきの上に乗っています。ですから自分の歯と同じように噛む事はできません。入れ歯では、噛み方や調理方法にも工夫が必要になります。

あらかじめ痛みが出そうな部分を調整し、入れ歯を使っていただきますが、実際に食事をすると痛いところが出てきます。そうした時には、入れ歯をすぐにはずしてしまわずに、使った状態で見せていただくようにお話ししています。
痛い部分の粘膜には傷や発赤が出来ています。傷に当たっている入れ歯の部分を削る事で効果的に調整する事が出来ます。1日も早く痛み無く入れ歯を使っていただくためには大切な過程です。

痛みを我慢して入れ歯を使う事は大変な事ですが、ご協力をお願いします。

いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子

参考文献:デンタルハイジーン/2019.11

高齢者のからだ?!

高齢者は元気な方であっても、年齢とともに脂肪の割合が増加し、それ以外の筋肉、骨格の割合が減少します。このような生理的変化に合わせ栄養を取れない状態が続くと、糖を新生するために体内の筋・タンパク質が消費されます。また、エネルギーを補うために体脂肪も分解されるため、体重減少が進みやすくなります。ですから、高齢者ほど栄養のバランスを考えた食事を採る必要があるのです。

(デンタルハイジーン 2019.12より)

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NewsLetter 2020年1月号

NewsLetter 2020年1月号

口腔がんってどんながん?

「口腔がん」はお口の中にできるがんの総称です。舌、歯ぐき、頬の粘膜、あごの骨、くちびるなど、歯以外のどこにでも発生する可能性がありますが、なかでも多いのは舌にできるがんで約6割を占めています。
年代・性別としては、60代以上の高齢者や男性に発生しやすい傾向があるものの、昨今では女性や若者の患者さんも増えてきています。

口腔がんは、初期に痛みがないというのが厄介で、これが早期発見を難しくしています。また、たとえ痛みが出るほど進行していたとしても、患者さんがそれをがんとは認識せず放置して重症化するケースも少なくありません。2016年の国内158施設が協力した調査によると、口腔がんの患者さんの35.8%が進行したステージ4の状態で来院されています。つまり3人に1人がステージ4になって、初めて病院に来ているのです。

一般的にがんの原因は食事、生活習慣(お酒タバコ)、ウイルスと言われていますが、口腔がんではさらにお口の粘膜への「慢性的な刺激」が原因となります。刺激が繰り返されるうち、ある時粘膜の細胞に異常が起き、口内炎から前がん病変、そしてがんになるのです。口腔がんの早期発見にはセルフチェックに加えて、半年に1回は歯科でお口の粘膜や舌も診てもらいましょう。

いの歯科医院 医療事務 小林万希子

参考文献:nico/2019.09

夜中のお口の渇き、気になりませんか?

就寝中にお口が乾く原因は、唾液の減少と口呼吸です。口呼吸の癖があると、お口が渇きつらいだけでなく、ウイルスや細菌に感染するリスクが増えます。また、無呼吸症候群の原因にもなります。これらを予防するアイテムとして、「口閉じテープや鼻呼吸拡張テープ」「マスクをしての乾燥予防」「口腔保湿ジェル」などがあります。気になる方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

(nico 2019.09より)

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NewsLetter 2019年12月号

NewsLetter 2019年12月号

入れ歯のお手入れはしっかりと!

入れ歯を使われている方の中には、入れ歯洗浄剤を使っていればブラシで磨かなくてもきれいになると思われている人もいるかもしれません。しかし、洗浄剤だけでは、入れ歯に付いた汚れはほとんど落とす事はできず、どんどん汚れが溜まってしまいます。

お手入れが足りないと、着色汚れや歯石のような汚れが付着してこびりついていき、ブラシでこすっても取れなくなってしまいます。それを無理に取ろうとすると入れ歯を傷めてしまう事もあります。洗浄剤はあくまでも補助的なものであり、一番大切なのはブラシでしっかり入れ歯を磨いてきれいにする事です。

入れ歯の表面にも汚れは付きますが、特に汚れが溜まりやすく磨き残しが多いのは、入れ歯の裏側やバネの内側です。そして、バネに汚れが付いたまま入れ歯を使っていると、バネをかけている歯がむし歯になる原因にもなってしまいます。

こうした事が起こらないように、また今使っている入れ歯を大切に長く快適に使い続けていただくためにも、入れ歯を丁寧に磨く事がとても大切です。皆さん、入れ歯のお手入れをしっかりしていきましょう。

いの歯科医院 歯科衛生士 辰喜 光

参考文献:nico/2018.04

被せ物が入っても油断大敵!?

被せ物を被せていない歯であっても、歯と歯ぐきの境目には汚れが溜まり、その状態が続く事で、むし歯の原因となります。そして被せ物が入ってもそれは変わらず、決してむし歯にならないわけではありません。被せ物と歯の境目はさらに汚れが溜まりやすく、お手入れが不充分であればまた境目からむし歯になってしまいます。

せっかく治療した歯が、またむし歯になるのは避けたいですよね。そうならないために、被せ物が入った後もしっかりと磨き、また歯科医院にも定期的に受診し、磨き方を確認してもらってはいかがですか?

(nico 2017.10より)

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NewsLetter 2019年11月号

NewsLetter 2019年11月号

口から食べるという事!

赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいる時から、哺乳を行うための準備をしています。生まれてすぐに母乳やミルクを飲む事ができるのはこのためです。
赤ちゃんの意思とは関係ない不随意運動で、これを原始反射といいます。

赤ちゃんが成長する過程で随意的に指しゃぶりを始め、徐々におもちゃなどを口に持っていく行動が見られるようになります。
口の中に様々なものが入る事で、口唇、舌、顎を随意的に動かすようになると、離乳を始める準備をします。
そして、原始反射はその頃には消失します。

離乳は月齢に合わせ、おおよその目安がありますが、お子さんの準備ができていないうちに進めてしまうと、離乳食を上手に食べる事ができないため、離乳食を嫌がったり、よく噛まずに飲み込んだり、口の中にいつまでも飲み込まずに残っていたりします。
離乳はゆっくり焦らず、赤ちゃんの様子を見ながら進めていきましょう。
そうして獲得した口腔機能ですが、高齢になると筋力の低下、唾液の減少、喪失歯の増加などにより、口腔機能が低下することがあります。

よく噛む事ができない、食べこぼし、飲み込むのに時間がかかる、むせた時に咳をする事が下手になるなどは、口腔機能が低下していると考えられます。
歯科治療の時にお口の中に水を溜めておく事ができない人も口腔機能が低下している可能性があります。
最近、楽しく食事ができないて感じている方は1度ご相談下さい。

いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子

参考文献:デンタルハイジーン別冊「わかる・気づく・対応できる!」

クスリが飲みにくい時は!

大きめの錠剤やカプセル剤などは、ただでさえ飲み込みにくいものです。それを摂食嚥下障害がある人が水で飲み込もうとすると、飲み込むタイミングが合わず、口の中に薬が残ってしまったり誤嚥してしまう事があります。
薬の性質上の理由があってその形になっているので、薬を割ったり細かく砕いたりしてはいけません。
薬が飲みにくい時は、服薬用のゼリー状のものを利用したり薬剤師さんに相談してみましょう。

(デンタルハイジーン別冊より)

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NewsLetter 2019年10月号

NewsLetter 2019年10月号

仮歯の大事な役割!

皆さんの中には、仮歯は見た目だけに使われているものと思われている方がいるかもしれません。しかし、仮歯は見た目だけに使われているわけではなく、お口の中で様々な役割がある歯の治療にとってとても重要なものです。

仮歯の役割の中には、被せものを作るために削った土台の歯が動かないように固定するというものがあります。歯は削ったまま放っておくと、空いた場所へどんどん動いてしまいます。もし、被せものを作るために型採りをした後、仮歯をしないでいると、歯が動きせっかくできあがった被せものが入らなくなってしまうことがあるのです。

また、削った歯に神経がある場合にそのままにしておくと、知覚過敏でしみてしまうなどの症状が出たり、削って形を整えた土台の歯が欠けてしまうこともあります。

このようなことから削った歯を守る為に、仮歯はとても重要に役割を果たしている大切なものなのです。もし、仮歯をしていて突然取れてしまったり、壊れてしまった時は、そのまま放置せずにすぐに歯科医院にご連絡下さい。

いの歯科医院 歯科衛生士 辰喜 光

参考文献:nico/2019.07

夜中の歯ぎしりしてストレス発散!?

歯ぎしりは単なる悪い癖だと思われがちです。しかし、全ての歯ぎしりが悪者ではないのです。
最近では、歯ぎしりには脳のストレスを発散させる働きがあると考えられています。ストレスは内分泌疾患や免疫系に悪影響を及ぼす万病の元であり、深刻な病気を引き起こす重大なリスクとして指摘されているものです。
このストレスを無くす為に就寝中の歯ぎしりは日中に受けたストレスを発散させ、脳とからだの健康を保つ為の、とても大切な行動なのです。しかし、歯ぎしりは歯に負担がかかってしまうこともある為、もし歯ぎしりのことでわからない事、悩んでいる事がありましたら、お気軽にご相談下さい。

このように痛みがないからといって放置すると歯の状態はさらに悪くなっていきます。痛みがなくなっても安心せずにできるだけ早く歯科医院を受診しましょう。

(nico 2019.01より)

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NewsLetter 2019年9月号

NewsLetter 2019年9月号

仕上げ磨きをする前に!

赤ちゃんのお口に生えてきた小さな前歯、かわいらしいですね。歯が生えてきたら、仕上げ磨きをしてあげる必要があります。なぜなら、お口の中のバイ菌は、歯に付着しどんどん増えていくからです。しかし、いきなりお口の中に歯ブラシを突っ込みゴシゴシと磨くことは、歯磨き嫌いをつくってしまう原因になります。それではどうしたらよいでしょうか。

赤ちゃんのお口はとても敏感なセンサーです。未知のものがいきなりお口の中に入ってくると、ビックリして、抵抗してしまいます。
まずは、歯が生えてくる前からお口の周りを指で触ったり、お口の中を見たりする事でスキンシップを行いましょう。歯ブラシも同じようにお口の周りから優しく触るようにして歯ブラシの感じに慣れるようにします。そうすることで、お母さんやお父さんもお子さんの口の周りや口の中に触れることを慣れていきます。
仕上げ磨きは機嫌の良い時に歌を歌ったり、音楽を流しながら楽しい雰囲気で行いましょう。眠くなってからでは機嫌が悪く、仕上げ磨きを嫌がるのも当然です。

仕上げ磨きには仕上げ磨き用の歯ブラシを使いましょう。ガーゼで拭いたりゴムでできた歯ブラシで磨いても充分にきれいにすることはできません。
仕上げ磨き用の歯ブラシは柄が長く大人が持ちやすいように作られています。赤ちゃんがそれを遊び道具にしてしまうと、歯ブラシで喉の奥の方を傷つけたりすることがあるので、1人で勝手に持たせたりせず、使い終わったら赤ちゃんの手の届かない場所に片付けましょう。

いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子

参考文献:nico/2019.04

歯磨きと認知症!

「今年は何年?」「今日は何日?」といった質問や図形問題などを組み合わせたMMSEという認知機能検査があります。舌苔の除去や歯磨きを行って、お口の中をきれいにしたグループの方としなかったグループで、この検査をするとお口の中をきれいにしたグループの方が認知機能がより改善されたという結果が報告されています。お口の中をきれいにすると、歯ブラシや舌ブラシの刺激で脳が活性化し爽快になるので頭がスッキリすることが理由ではないかと考えられています。

(nico 2019.04より)

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NewsLetter 2019年8月号

NewsLetter 2019年8月号

白いむし歯もあるんです!

むし歯というと「黒くなってる」や「穴が開いている」というイメージがありますが、「穴の開いていない白いむし歯」もあるんです。それがむし歯のできはじめの段階である「初期むし歯」です。

初期むし歯の部分は健全な歯が持つ透明感や光沢が失われ、白く濁った見かけになります。しみたり痛みなどの自覚症状もまずありません。ですがこれも立派なむし歯です。今までなかったところにいつの間にか白く濁った斑点ができたなら、初期むし歯の可能性が大です。プラーク内の細菌が作り出す酸で、歯の成分であるカルシウムなどが溶け出している状態、これが初期むし歯のできるしくみです。

初期むし歯の発見をするには、プラークをきれいに取って歯の表面の唾液を乾かして観察をします。歯と歯の隣り合った部分を調べるには、レントゲンも欠かせません。

むし歯のできはじめは、自分では見つけにくいものですので、歯科医院での定期検診をぜひ受けて下さい。

いの歯科医院 歯科衛生士 髙橋 恵

参考文献:nico/2019.06

1ヶ月に1度はお口の粘膜チェックを!

口腔癌は早期発見し、初期に適切な治療が行われれば、食事やおしゃべりに差し支えなく社会復帰できる癌です。
胃癌や大腸癌と違って目で見つけられる癌ですので、1ヶ月に1度はセルフチェックをし、2週間経っても治らない口内炎があったり、硬いしこりや腫れがみられる時、舌や唇がしびれたり動きにくくなっていたり、口が開きにくい場合、噛み傷や入れ歯や差し歯が当たってできた傷がずっと治らない場合など、気になる事があれば放っておかずに歯科医院で診てもらいましょう。

(nico 2019.06より)

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NewsLetter 2019年7月号

NewsLetter 2019年7月号

こんな習慣にご注意を!

部活やスポーツクラブに所属して運動を頑張ったり、ジムのトレーニングに励んでいるなど様々にスポーツを楽しんでいる方は多いですよね。実はこうした運動をしている方はこんな習慣に注意が必要です。

例えば、部活の練習を終えて疲れ果てて家に帰り、ご飯を食べた後歯みがきをせずに寝てしまっていることはありませんか?疲れていて早く布団に入りたい人は多いでしょう。しかし、歯みがきをせずに寝てしまうとお口の中にむし歯の原因となるむし歯菌などが増えてしまいます。眠くても歯みがきを忘れずにしましょう。

また、運動をする中で水分補給の為に毎日スポーツドリンクを飲んでいる人も多いと思います。ミネラルやエネルギーを素早く補給できる飲物としては運動をしている人にとってはとても必要なものですが、スポーツドリンクの中には砂糖や酸が含まれており、歯の表面が溶けたり、むし歯になるリスクが上がったりしてしまいます。そこで飲物による歯への影響を少しでも減らすために、スポーツドリンクの他に水やお茶も取り入れてみましょう。

このように日々の生活の中で注意が必要な習慣がいくつかあります。お口の健康を守るためにも、普段の生活を振り返ってみましょう。

いの歯科医院 歯科衛生士 辰喜 光

参考文献:nico/2019.05

そのむし歯、放置しないで!

むし歯の症状でよくあるのが、冷たいものを飲んだ時に歯がしみたりすることですが、何もしなくてもズキズキと痛みを感じることもあります。その場合、むし歯が進行しており早急に治療が必要です。中には時間が経つと痛みがなくなることがあります。しかし、それは決して良くなっているわけではありません。神経が死んでしまった可能性があり、根の治療が必要となってきます。さらに、むし歯が大きくなりすぎると歯を抜かなくてはならないこともあります。

このように痛みがないからといって放置すると歯の状態はさらに悪くなっていきます。痛みがなくなっても安心せずにできるだけ早く歯科医院を受診しましょう。

(nico 2019.01より)

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NewsLetter 2019年6月号

NewsLetter 2019年6月号

お口にうるおいを!

唾液が不足すると、むし歯、歯周病や口臭、口内炎、入れ歯の不具合など様々なトラブルの原因になります。唾液が少なくなる原因は様々ありますが、ちょっとしたことで改善することがあります。

唾液は、お口や舌を動かし、唾液腺が刺激されることによって分泌されることがあります。
お口を動かす機会が少ない方ほど、唾液は出にくくなります。例えば、電話で話すよりもメールなどで連絡する事が多い。1人でいる事が多く、人と話すことが減った。食事は1人で簡単に済ませることが多いなどの日常生活を送っていると唾液が出にくくなることがあります。

唾液をたっぷり出すために、次のような生活習慣を心がけましょう。
・食事はゆっくり、よく噛んで!
・歯磨きは時間をかけて丁寧に!
・カラオケに行きましょう!
・お口のエクササイズをしましょう!
どれも唾液腺を刺激し、お口を動かすことで唾液分泌効果が期待できます。

最近、お口の渇きを感じている方は、意識してお口を動かすようにしましょう。

いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子

参考文献:nico/2019.04

歯みがき剤で知覚過敏予防!

歯みがき剤の知覚過敏対策成分は2つあります。
痛みの伝達をブロックする硝酸カリウムと、葉の表面に開いているミクロの細かい穴にフタをして刺激をブロックする乳酸アルミニウムです。
知覚過敏の症状がなかなか治りにくい場合は、この2つの成分をダブル配合している歯みがき剤を使ってみましょう。
それでも改善しない場合は、歯科医院に相談してみましょう。

(nico 2019.04より)

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