NewsLetter 2020年9月号

顎関節に悪い癖を見直そう!

 「あごが痛くなる」「口を開く時に音がする」という顎関節症。こうした症状が出る顎関節症は、顎関節への負担が引き金となって起こります。負担の原因はさまざまですが日常生活での無意識の癖が顎関節の負担となっていることも多いのです。

 ものを食べていない時は、唇は閉じていても上下の歯の間はわずかに開いているのが普通の状態です。しかし無意識に上下の歯を噛み合わせることが癖になっている方がいます。これは歯列接触癖と呼ばれ、あごの筋肉の疲労や関節への過剰な負担の原因となっています。もし何もしていない時に上下の歯が当たっていることに気づいたら意識的に離すようにしましょう。

 また枕があごに当たるうつぶせ寝や頬づえ、そしてゲームやスマートフォンを使う時の前傾姿勢は下あごが本来の位置とは違う所にぶら下がるようになり、顎関節への負担となります。普段から頬づえなどをやめたり、姿勢に注意してみましょう。

 無意識の習慣の癖が多いので簡単には直しにくいですが、まずはご自分で意識をして直すことが大切です。まずはできるところから見直していきましょう。

いの歯科医院 歯科衛生士 辰喜 光

参考文献:nico/2020.06

唾液の量を増やすコツ!

唾液はお口の中を清潔に保ったり、食べ物の消化を助けたりとお口や全身の健康にとってとても大切なものです。唾液が十分に働くには、唾液の量が重要です。唾液の分泌を促すには水分をとったり、よく噛んで食べることや唾液腺をマッサージするなどがあります。唾液腺マッサージでおすすめの場所は耳下腺と呼ばれる所です。耳の下より少し前を人差し指、中指、薬指で回すように刺激し、ゆっくりやさしく10回以上繰り返して行います。もし唾液の量が減ってきたなと思う方はお家でためしてみてはいかがですか。

(nico 2018.06より)

※Newsletterは、こちらから一覧表示できます。