NewsLetter

NewsLetter 2012年4月号

NewsLetter 2012年4月号

PMTC(専門的機械的歯面清掃)を始めませんか?

PMTCを知っていますか?PMTCとは、歯科のプロが器械を使って行う歯のクリーニングの事です。主に歯科衛生士によるお口のクリーニングとして知られていますね。PMTCは皆さんの歯みがきとどう違うのでしょうか?最も違うのは、歯科の専門家が、「治療や予防に効き目のあるレベルに、患者さんのお口をいったん徹底的にきれいにする。」という明確な目的を持って行う「処置」だという点です。

私たちの口の中にはいつも多かれ少なかれ歯垢(細菌)があります。歯垢はむし歯や歯周病の原因になります。これを除去する事が大切なのですが、常に口の中にあるので、このベタベタ汚れへの慣れが生じてしまいます。

どうすれば歯垢の存在を意識できるようになるのでしょう。1番手っ取り早い方法は、徹底的に除去した状態を味わう事です。

それを味わえるのがPMTCなのです。歯ブラシだけでは取り切れない汚れも落とせるのがPMTCです。歯のツルツル感、唾液のサラサラ感を1度味わってみて下さい。汚れを取り除いた時の、お口本来の気持ちよさを発見できると思います。この発見こそホームケアの改善、口腔環境の改善の扉を開けます。皆さんも1歩踏み出してみませんか?

いの歯科医院 歯科助手 小林万希子

参考文献:nico/2012.02

ミュータンス菌

皆さんのお口の中に存在する細菌の事を知っていますか?

ミュータンス菌はその中の1つで、むし歯の原因となる細菌です。甘い砂糖が大好物で、砂糖を食べるとパワーアップし、歯を溶かす酸をジャンジャン出します。彼らを好き放題させない方法は、お口の中に砂糖を残しておかない事!

食べた後はていねいに歯みがきをしましょう。そうすれば砂糖好きなミュータンス菌が暴れずに済みますよ!

(nico 2011.02より)

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NewsLetter 2012年3月号

NewsLetter 2012年3月号

毎食後の歯みがきでピカピカに!

バイオフィルムとは、悪玉菌達が作り出すヌメヌメのこと。生ゴミ入れなんかによく付くでしょう?
油断するとこれと同じものが歯にベッタリと付いちゃいます。楊枝の先で歯をこすると白いものが付いてくる「アレ」です。
このヌメヌメは、実は細菌の棲家。楊枝の先にちょこっと付いた中に、1000万~1億以上もの細菌がひしめき合っています。食べかすは、ベタッとひっついているし、湿り気はたっぷりで温かいし、虎視眈々と増えようとしている悪玉菌にとって、言う事なしの居場所なんです。
バイオフィルムは丈夫なバリアが張られたようになっているので、唾液で洗い流そうと、殺菌剤でうがいしようと壊れません。歯ブラシでこすらないと取れないのです。
放っておくと、悪玉菌ばかり増えて、むし歯や歯周病になりやすいし、口臭も増えてしまいます。食後24時間経つと、強いバリアができてしまうので、食べてすぐに歯みがきすると汚れが取れやすくて、ピカピカになります。

いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子
参考文献:nico/2011.12

噛む事の効果の1つです

よく噛んで食べると、唾液は噛まない状態の時の約3~4倍も分泌すると言われています。
唾液成分の1つにNGFという神経成長因子があります。このNGFは、神経を集中させる働きがあると言われるホルモンで、唾液分泌が噛む事により増えると、より集中力を高められる事になります。
「噛んでいる」という刺激が、ずっと脳や全身の筋肉に伝達される事になり、身体全体の運動機能が活性化されます。
(nico 2011.12より)

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NewsLetter 2012年2月号

NewsLetter 2012年2月号

「血液サラサラ」の薬って?

「血液サラサラ」の薬とは、血栓ができやすく血管が詰まりやすい方の血液を固まりにくくサラサラにする抗血栓薬の事です。血管を詰まらせないためには、薬を欠かさずに飲む事が肝心です。
ところが、抗血栓薬を飲んでいる患者さんの血液は、止まりにくいという特徴があり、「抜歯を安全に進めるためには一定期間服用を休まざるを得ない」と歯科でも医科でも以前は考えられていました。
でも、「もしも休薬している間に血栓ができてしまったら?」と、心配なさる方もいらっしゃるでしょう。そこで、現在では医科と連携を取り、歯科医師が適切な止血処置を行えば、休薬しない方がむしろ安全に抜歯できる事がわかっています。
抜歯の際に止血しにくいだろうと心配なさり、自己判断で休薬してしまう患者さんが時々おられます。が、これは大変危険ですので、休薬しないようお願いします。
また、抗血栓薬に限らず、歯科治療に影響を与える薬がいくつもあります。来院の際には、お薬の説明の紙をお持ち下さい。

いの歯科医院 歯科衛生士 星菜々子
参考文献:nico/2011.11

ブリッジの掃除

ブリッジのダミーの歯の下は汚れが溜まりやすい場所です。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシを上手く使って掃除をする必要があります。
歯間ブラシは、大きめのものを使うと、歯ぐきとブリッジの隙間が広がってしまいます。定期的に歯科医院で1人1人にあった歯間ブラシのサイズや使用方法を確認しましょう。
(nico 2011.11より)

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NewsLetter 2012年1月号

NewsLetter 2012年1月号

ホワ殺菌剤入り歯周病予防の歯みがき剤について

初期の歯周病は自覚症状がほとんどなく、自分が歯周病である事に気づかない事があります。ある程度歯周病が進行してくると歯ぐきの腫れや、歯のぐらつきといった症状が出てくる事があります。こうなった時に慌てて殺菌剤の入った歯磨き剤を使うだけでは、歯周病の根本的な改善は難しいです。
歯周病が進行すると歯周ポケットが深くなります。その中に歯石がたまり、空気が苦手な歯周病菌は歯周ポケットの奥で増え続けます。
深くなった歯周ポケットの奥までは歯ブラシの先は届きません。硬くこびりついた歯石を歯ブラシで取り除く事もできません。
いくら殺菌剤が入った優れた歯みがき剤でも、歯周病菌までダイレクトに届かなければ効果は限られてしまうでしょう。
まずは、歯科医院で歯周ポケットの中を掃除し、歯石や細菌の塊であるプラークを徹底的に取り除く事が大事です。

いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子
参考文献:nico/2011.09

心内膜炎の原因菌

心内膜炎という病気を知っていますか?
血管に入った細菌が血流により運ばれ、心臓に炎症を起こしてしまう病気です。歯を抜いた時などに起こりやすく、高熱が出たり、心臓がうまく動かなくなってしまいます。こんな病気を引き起こす細菌は、ごく普通に口の中にいる、むし歯菌や歯周病菌などの様々な常在菌です。
歯みがきは、むし歯予防だけでなく身体を細菌から守るためにもとっても役に立っています。
(nico 2011.09より)

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