9月 20 2012
NewsLetter 2012年9月号
歯と歯の間の歯みがきは?
歯の表側や裏側は、くちびるや頬の粘膜、舌が擦れる事で、ある程度プラークが取り除かれます。また唾液が豊富に流れる事で、食べかすが洗い流されます。
一方、歯と歯の間は、くちびるや舌と接する事が無く、狭い歯と歯の間には、唾液も流れ込みにくいので、プラークや食べかすが取れる事は期待できません。
狭い歯と歯の間に歯ブラシの毛先が届く事も難しいのです。汚れが溜まりやすく、お掃除しにくい歯と歯の間は、むし歯や歯周病の危険地帯です。
そこで必要なのが、歯と歯の間を掃除する道具です。デンタルフロスや歯間ブラシがその代表と言えますが、多くの人が歯と歯の間の食べかすを取り除く事が、使う目的となっているようです。
歯と歯の間に残った食べかすを取るだけでなく、歯に付いたバイ菌のかたまりプラークを取り除く事も目的です。食べかすが取れたと安心してはいけません。デンタルフロスや歯間ブラシの正しい使い方を歯科医院では、お教えします。
いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子
参考文献:nico/2012.05
1日3回歯みがきしていても・・・!
最近は、昼食後も歯磨きする人が増えています。1日3回、毎食後歯磨きする人もめずらしくありません。しかし、歯磨きしているから大丈夫と安心していませんか?「四角い部屋を丸く掃く。」的な歯磨きでは効果は期待できません。プラークが溜まりやすい、歯と歯ぐきの境目を意識して磨くようにしましょう。
(nico 2012.05より)