NewsLetter 2012年10月号

糖尿病と歯周病

糖尿病と歯周病が関係あると知っていますか?

「糖尿病の人は歯周病になりやすい」、「歯周病の人は糖尿病になりやすい」と、はっきり解明されているのです。では、なぜ歯周病と糖尿病は互いに悪さし合うのでしょうか?

歯周病という事は、慢性的に炎症が口の中にあるという事ですよね。細菌や炎症物質の貯蔵庫が常に存在していて、そこから体に送り込まれている事になります。その貯蔵庫から出る炎症性物質には、インスリンの働きを低下させる作用があるのです。よって歯周病になると、なかなか血糖値が下がらなくなってしまうわけです。

また、糖尿病になってしまうと、体の抵抗力が落ちてきます。細菌をやっつける力が弱まるので感染しやすくなり、炎症性物質もジャンジャン作られてしまうのです。つまり糖尿病になると歯周病になりやすい!負の連鎖なのです。

これが片方を放っておくと、片方も治りにくい仕組みです。ぜひ、知っておいて下さいね。

いの歯科医院 歯科助手 小林万希子

参考文献:nico/2012.09

初むし歯(Co:シーオー)

初期むし歯は、まだ穴が開いていないむし歯の事。特徴は白濁です。このCOは、唾液の再石灰化作用で元通りのきれいな歯に戻せるかもしれないのです。もちろん自分でのセルフケアも大切です。

歯みがき、フロスそして歯科医院での定期健診をきちんと受けてむし歯とさよならしましょう!

(nico 2012.08より)

※Newsletterは、こちらから一覧表示できます。