NewsLetter 2017年4月号

お子さんの歯科治療について!

お子さんの歯科治療で来院された際、「少し風邪っぽいんだけれど、そんなにひどくないから来ました。」ということがあります。しかし、体調が悪いという事を上手に伝えられない低年齢児や、保護者に「今日しか来られないんだから!」と、無理やり連れてこられたお子さんに治療を行う事は、危険を伴う場合があります。

体調が悪い時に無理に処置をすることの不利益として、
・胃腸炎などで治療中に嘔吐すると、誤飲や誤嚥窒息などの危険がある。
・熱があると歯肉も充血し、抜歯では止血しにくくなる。
・抵抗力が弱っている時は、治療による創傷部から感染しやすい。
・本来歯科治療は嫌ではなかったのに気分が悪い時に無理に行うと、その後歯科治療が嫌になる。
など、これらのことが挙げられます。

当医院では、よほどの緊急性がない限り、お子さんを押さえつけたり、無理やり治療を行わない方針をとっています。少しずつトレーニングを行い最初は1人でイスに座ることができなかったお子さんも、上手に治療を受けられるようになっていきます。
せっかく上手に治療を受けられていたのに、治療後にもっと具合が悪くなってしまったり、体調が優れないせいで上手に治療が受けられなかったことで、歯医者嫌いになってしまうのは非常に残念なことです。

「治療を早く終わらせたい。」という保護者の方のお気持ちもあるかと思いますが、お子さんの体調や、待合室、診療室での様子をみながら治療を「後日改めてにしましょう。」という場合もありますが、ご了承下さい。

いの歯科医院 医療事務 小林万希子

参考文献:デンタルハイジーン/2017.02

食事の際にはひと工夫を!

少子高齢化が進む中、アルツハイマー病の方が身近にいらっしゃるという方も増えたと思います。アルツハイマー病の方は、食べ物を良く噛んでいるように見えても、口の中に長く溜め込んでしまう方がいらっしゃいます。そのため食事にとても時間がかかることがあります。少しでも食べやすくなるよう、小さく切ったり、軟らかくするなどの工夫をしてみると良いかもしれません。

(デンタルハイジーン 2017.02より)

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