1月 20 2013
NewsLetter 2013年1月号
誤嚥性肺炎
飲み込む機能の低下によって引き起こされる問題として、近頃注目されているのが「誤嚥性肺炎」です。
飲み込む力も、むせる力も弱くなって、食道へ流れるはずの唾液や食べ物、飲み物が、誤って気管から肺へと入ってしまう事が原因で起きる肺炎です。
人間は空気の通り道(気管)と食べ物の通り道(食道)が、喉のところで交差しています。つまり、もともと誤嚥をしやすい構造になっているのです。
しかし幸いな事に、筋肉が働き気管の入口に素早くフタをして、食道の方へと流れを切り替える「飲み込み機能」が発達しているため、おかげでゴックンとスムーズに飲み込む事ができます。また、食べ物がうっかりと気管に入りそうになると、反射的に「むせ」が働き気管に入り込むのを防ぎます。
年をとるとこういった働きをする機能が低下します。そうするとむせが起きにくくなり、気管へ食べ物がするりと入っていきます。これが誤嚥性肺炎の原因です。
老後を元気に過ごすには、飲み込み機能をうまく維持する事が重要なポイントです。維持するのに効果的なエクササイズの1つとして、「大きく思いっきり口を開けて10秒キープ!!」それを1日に5回2セット。
ぜひ皆さんもやってみて下さい、元気なうちからの心がけが大切です。
いの歯科医院 歯科助手 小林万希子
参考文献:nico/2012.12
乳歯のすきっ歯は大事!
永久歯が生え始めるのは6歳頃からですが、3歳~6歳頃までの間に、歯が植わっているあごの骨が大きく成長します。そのせいで土台のスペースが広がります。歯と歯の間に隙間が開いてくるのは、将来永久歯が並ぶために必要なスペースなのです。
今は隙間が気になったりするかもしれませんが、将来きれいに歯が並ぶ準備かもしれません。楽しみですね!
(nico 2012.10より)