2月 20 2013
NewsLetter 2013年2月号
くちびるが大活躍!
くちびるは、笑った時、泣いた時、怒った時、形を変えて表情を作ります。人はくちびるのおかげで、様々な感情を表現できます。でもどうしてあんなに形を変えられるのでしょう?
くちびるの一層内部には、「口輪筋」という筋肉があります。口の周りをグルグル取り囲んでいるのでこの名前がつきました。鳥には、「くちばし」はあってもくちびるはありません。ですから、鳥には表情がないのです。つまりこの口輪筋がくちびるの形を変え、表情を作っているのです。
それから、食事の時、ちょうどいい量を噛み切って口の中に入れるでしょう?噛み切る主役は「前歯」ですが、実は前歯だけでは食べ物をうまく口の中に運ぶことができません。例えば、スイカのように水分がたっぷりと含まれた食べ物を食べる時、くちびるは水分がこぼれないように働いています。
ストローで飲む時も、くちびるがなければ飲み物をうまく吸い取ることはできません。なんとか吸い上げても口からこぼれてしまいます。くちびるは表情だけでなく、食べたり飲んだりする時にとても大切な働きをしています。毎日大活躍です!
また、くちびるは上皮が薄く、毛細血管の血液が透けて見えるため赤くなっていて、貧血した時に赤みがなくなる(チアノーゼ)のは、そのためです。くちびるは体の状態を教えてくれる器官でもあるのです。
いの歯科医院 歯科衛生士 星菜々子
参考文献:nico/2012.11
プチ審美!
現在では、歯の健康と寿命を考えて治療範囲を最小限に抑え、可能な限り小さな処置で最大の効果を上げていこうという治療法が広く浸透してきています。
歯の健康を大切にしながら、「ちょっときれいになる治療」をし、あるいは、口元をちょっときれいに治す時、同時に歯の健康も守りましょう。
「審美治療」は、ほとんどが自費治療です。詳しくは歯科医師にご相談下さい。
(nico 2012.11より)