NewsLetter 2022年12月号

妊娠中に歯医者を受診しても大丈夫?

「妊娠中に歯の治療はできますか?」「妊娠中でも定期健診は受けられますか?」といった質問をされることがあります。妊娠中でも安定期の間であれば問題なく受診していただけます。

妊娠するとお口の中に変化が見られます。これは女性ホルモンの分泌量の増加によるもので、歯ぐきからの出血、お口のネバつき、口臭が気になるなどがよく聞かれます。つわりで今までと同じようには歯みがきができなくなったり、間食が増えたり、酸味のあるものを食べたくなるせいで、むし歯にもなりやすくなってしまいます。また、歯周病は早産や低体重児出産のリスクを高めると言われていてます。

定期健診では、歯石を取って歯周病のケア、変化した生活習慣や口腔内に対して日々のセルフケアの仕方など指導してもらう事ができます。また、むし歯の治療が必要になった時に心配なのがレントゲンや麻酔の使用です。どちらも、赤ちゃんへの影響は心配ないと報告されています。(慣例により当医院ではレントゲン撮影は行いません。)麻酔を使用せず痛みを我慢しながらの治療はかえってストレスとなってしまいますので、納得した上で麻酔を使用してもらいましょう。

生まれてくる赤ちゃんのために、お口の中のケアはとても大切です。ぜひ安定期に定期健診を受けましょう。

いの歯科医院 医療事務 小林万希子

参考文献:nico/2022.09

「誰かとの食事」の思わぬ効果!

高齢化の進む日本では、高齢者の痩せすぎが大きな問題となっています。痩せすぎは高齢者の体調不良や病気につながり、死亡リスクを高めることが明らかになっています。これを防ぐ有効な方法は「誰かと一緒に食事をすること」です。65歳以上の高齢者を3年間追跡調査した結果で、誰かと食事をする機会が少ない人は体重減少のリスクが高くなることが報告されているのです。コロナのことも気になりますが、近くに住んでいる独り暮らしの親族などがいらっしゃれば、一緒に食事を心かけてみてはいかがでしょうか。

(nico 2022.10より)

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