11月 1 2022
NewsLetter 2022年11月号
被せ物が取れた時は早めの受診が大切です!
被せ物や詰め物が取れてしまった時に、反対側で噛めるからとそのままにしていませんか。しかし取れた状態のまま反対側で噛み続けていると、今度は反対側に入っている被せ物や詰め物が取れてしまうなどのトラブルが起きる可能性があります。
被せ物や詰め物は歯科用セメントで歯と接着しています。このセメントは充分な強度がありますが、それでも長期間使っていくうちに徐々に劣化が起こってきます。そして片側の被せ物が取れた時に、反対側ばかりで噛むようになると歯への力のかかり方が変化します。使っている側にかかる噛む力が増し、そのまま片側で噛み続けることによってセメントが劣化しやすくなり、やがて被せ物や詰め物が取れてしまうのです。
被せ物などが取れてしまったときは、取れてすぐであれば、もう一度戻せることがあります。また取れたまま長期間放置すると、土台となっている歯がむし歯になります。被せ物や詰め物が取れた時は早めに歯科医院で診てもらいましょう。
いの歯科医院 歯科衛生士 辰喜 光
参考文献:nico/2022.07
歯の数と閉じこもりの関係?!
歯の数が減ると噛みにくい食べにくいだけではなく、認知症のリスクや死亡率が高まるなどの影響が出てくることがわかっています。それに加え、今高齢者の方に増えているのが閉じこもりです。
歯が無いお口を人に見られるのが嫌になってくると、人と会うのを避けがちになり外出頻度が減り閉じこもりやすくなります。そして閉じこもることで人と話さなくなり、お口の筋肉が衰えたり歯みがきの回数が減ってむし歯などになったりとお口の中にも影響していきます。このように歯を失うと様々な影響が出てくるため、お口や身体の健康のためにも残っている歯を大切にしましょう。
(nico 2022.07より)