6月 1 2022
NewsLetter 2022年6月号
食べる姿勢について!
「食べるのに時間がかかる。」「噛まずに丸飲みしている。」「食べる時にクチャクチャ音がする。」など、お子さんの食事に関しお困りごとを抱えている親御さんが増えています。原因は複合的ですが、まず気をつけていただきたいのが「食べる時の姿勢」です。安全に食べるために、そしてお口の機能と歯並びを育てるために大切な「食べる姿勢」についてお話しします。
飲み込む時に顎が上がっていると、食べ物が気管に入りやすくなります。顎を引いて飲み込むようにすると誤嚥防止になります。
猫背になっていると口の周りの筋肉が動かしづらくなります。背筋が伸びた良い姿勢だと体幹が安定するので、お口の周りの筋肉や顎をリズミカルに動かしやすくなります。つまり、前歯で噛み切って奥歯でしっかり咀嚼することが出来るのです。
また、足の裏が床についていないと飲み込みづらくなります。飲み込む時は1回息が止まり、気管が塞がって食道が開きます。一瞬緊張状態になるわけで、そのため足の裏が床についていた方が踏ん張れるので、飲み込みやすくなります。食べることは手と目と口の協調運動です。机の高さがあっていないと、手が動かしにくいので食べにくくなります。
机や椅子の高さを調整し、正しい「食べる姿勢」で食事が出来るようにしましょう。
いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子
参考文献:nico/2022.04
歯周ポケットの汚れ!
歯ぐきの溝の中はプラーク(細菌の塊)が溜まりやすい場所で、溜まったプラークは歯周病の原因になります。そのため、この部分を注意して磨いている方も多いことでしょう。ですが、歯ブラシでは溝の中のプラークは完全に取り切れません。しかも、溝の中に無理に毛先を入れて磨くと歯ぐきが傷つきやせて、むし歯になりやすい歯の根が露出してしまいます。歯みがきの時に歯ぐきが痛くなるような磨き方は要注意です。
(nico 2022.04より)