NewsLetter 2022年5月号

子供の歯みがき中の事故!

子供が歯みがき中に転ぶなどして歯ブラシの先が喉や口の中に刺さってけがをする事故が5歳以下の乳幼児で相次いでいるのを知っていますか?

1~5歳では、「子供が自分でみがいてから保護者が仕上げみがきをする。」ケースが多いですが、歯みがき中の事故原因で一番多いのは転倒で自分みがきの時に歯ブラシをくわえて「立っていた・歩いていた」という子が多いんです。2歳頃までは、胸囲よりも頭囲のほうが大きいので、重心が上にあって不安定なため転びやすいのです。

次に多い事故原因は人や物に「ぶつかる」ことです。歯ブラシをくわえながら動いた時に手をぶつけ、歯ブラシが喉の奥に強くあたってしまうんです。兄弟でみがきながらふざけあってけがをしてしまうこともあります。のどを刺してしまう事故を防ぐためには自分みがきは必ず座ってさせましょう。座面が沈んでしまうソファより椅子の方が座る姿勢が安定します。また、歯ブラシにネックが曲がるタイプや持ち手にカバーのついたものを選ぶのも事故を防ぐ1つです。

お子さん自身に歯みがきをさせる際には「歯みがき中の事故」にぜひ気をつけて下さい。歯みがきが終わってうがいに移動する時も、お口から歯ブラシを出して机に置いたり、保護者持ってあげるなどしてあげましょう。

いの歯科医院 歯科衛生士 裏田雅枝

参考文献:nico/2021.11

「早食いは太る」が統計で明らかに!

「食べる早さと太り具合」について食事量は同じと推定し、BMIを利用して調べた研究があります。結果は、男女共に食べるのが早い人ほど太っている、食べるが遅い人ほど痩せているというものでした。早食いの人は単に食べる量が多くなるという食事量の増加だけが原因ではなく、満腹中枢が刺激される前にたくさん食べてしまうという内分泌系のメカニズムの影響が推測されます。ゆっくり食べることを意識するのはなかなか難しいので、食材を大きめに切る、歯ごたえのある食材を使う、硬めに火を通すなど食材加工を工夫するのが効果的です。

(nico 2022.01より)

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