NewsLetter 2022年4月号

唾液の働き知ってますか?

私達のお口を潤す唾液。起きている間は常に湧き出ており、成人の場合その量はなんと1日に1.0~1.5ℓといわれています。

唾液にはお口を潤すだけではなく様々な効能があることをご存じでしょうか。飲食により唾液に溶け出した歯のカルシウム成分を戻して歯を修復したり、お口の粘膜を保護・維持したり、抗菌作用を示したり。最近は感染症に対する免疫作用も注目されており、昨年には11月28日が「いい唾液の日」に制定されました。

そして食については、唾液は潤滑油としての働きや消化促進に加え、「味物質の伝達」という役割を持ちます。味覚が働くのは唾液のおかげで、食物の味物質が唾液に溶け込んで、舌の味蕾にある味細胞にたどり着かないことには、正常に味を感じられません。つまり唾液無しではおいしい食事が楽しめないのです。唾液が充分に分泌されないと味覚障害やドライマウスに繋がっていくこともあるので、お口の渇きが気になる方は一度歯科医院へ相談してみて下さい。

いの歯科医院 医療事務 小林万希子

参考文献:nico/2022.02

新潟県の子供のむし歯は少ない!

都道府県別の子供の平均むし歯本数を少ない順でみると、新潟県は3歳児で全国12位、12歳児ではなんと20年近く継続し全国1位なのです。これには県内の保育園や学校でのフッ素洗口の実施率が高いことがあげられますが、それだけではなく歯科医院での定期検診・フッ化物塗布が継続していることも大切な要因だという事をお忘れなく。

(nico 2022.02より)

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