NewsLetter 2022年7月号

受動喫煙はお口にも影響する?!

タバコが健康に悪いことはよく知られています。さらにタバコを吸っている人は歯周病が進行しやすかったり、歯周病の治療をしても治りにくくなってしまうことがわかっています。それは喫煙によって歯ぐきの血管が変化し、酸素や栄養、免疫細胞を運ぶ機能が低下するからです。

そして自分は吸わなくても、他人のタバコの煙を吸ってしまう「受動喫煙」の場合は、自分でタバコを吸うよりも煙の量は少ないですが、やはり体には有害です。親のタバコの煙を子供が吸うことで喘息が治りにくかったり、家族の発がんリスクが高まることも知られています。

また受動喫煙は、お口の中にも影響を与えます。歯周病のリスクを高めるだけではなく、むし歯のリスクを高める可能性も報告されており、受動喫煙の機会が無い人よりも歯を失うリスクは高くなってしまいます。

このようにタバコは吸っている人だけに留まらず、その周りの人の身体やお口の環境に悪い影響を与えてしまいます。その為少しでも悪い影響を減らせるようにできるだけタバコは避けましょう。

いの歯科医院 歯科衛生士 辰喜 光

参考文献:nico/2022.04

使っているのはどっち?液体ハミガキと洗口液!

液体ハミガキと洗口液はどちらもよく似たボトルに入っていて、ドラッグストアでも同じ棚に並んでいるので混同してしまう方が多いかもしれません。しかし液体ハミガキは「歯みがき前に使う」、洗口液は「歯みがき後に使う」という違いがあります。液体ハミガキのつもりで洗口液を使っていたり、その逆をしてしまうとせっかく使っていても成分が効果を十分に発揮できなくなってしまいます。その為その製品がどちらなのかはラベル記載されているので買われる時は間違えないように気をつけましょう。

(nico 2022.04より)

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