NewsLetter 2021年10月号

まさかのマスクで顎関節症に!

新型コロナウイルスのパンデミックにより、顎関節症に悩む人が世界規模で増加しています。
といってもウイルス感染が顎関節症を引き起こすわけではありません。感染予防のために、毎日長時間マスクをしなければならない生活が関係しているのです。

マスクをすると自分の表情が相手に見えにくいので表情を作らなくなります。会話をする機会も少なくなり、声を出す時もあまり口を動かしません。マスクの下のお口や顎には無意識のうちに力が入り緊張状態です。この状態が実は顎にとって負担となっています。

また、マスクをしていると息がしづらいですし、マスクで覆われた部分が息で蒸れます。それを解消するため、無意識のうちに顎を前に突き出してマスクと顔の間に隙間を作ることがあります。こうした普段とは違う顎の動きも、顎の筋肉を痛めて顎関節症に繋がります。

マスクをしている間に、上下の歯がくっついてギュッと噛みしめた状態になっていないか意識してみたり、マスクを外した時には、ゆっくりお口を開けて顎の筋肉をリラックスさせてあげましょう。

いの歯科医院 医療事務 小林万希子

参考文献:nico/2021.08

乳歯の生える時期が変化してきた!

最初に生える乳歯「下顎の前歯」が生える時期は80年前(戦前)と30年前(昭和の終わり)は、どちらもおよそ月例8ヶ月で変わりありませんでしたが、2018年の調査では男の子で1.8ヶ月、女の子で1.5が月も萌出が早まっていたのです。一方、奥歯はというといくらか遅くなってきているのです。昔よりも乳歯列が時間をかけて完成していくことがわかってきました。乳歯の生える時期の個人差も大きくなっています。

(nico 2021.08より)

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