NewsLetter 2018年11月号

噛むと良いことありますよ!

昔から「よく噛んで食べましょう。」と、家庭や学校で言われてきましたが、どうしてでしょう。
噛むことを現代のサイエンスで研究したら、脳を活性化するスゴイ効果がわかってきました。

よく噛むことで、やる気や達成感にかかわるホルモンで快楽のホルモンとも呼ばれているドーパミンの分泌が促進されることがわかりました。
ドーパミンは気持ちを前向きにする作用があり、「やる気」や「達成感」を強化する働きがあります。
また、よく噛んで食べることでセロトニンというホルモンの分泌も促進されます。セロトニンは心のバランスを整える重要なホルモンです。セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れやすくなると言われています。
柔らかい物や、よく噛まずに飲み込んでしまうような食事をしていると、ドーパミンやセロトニンの分泌が悪くなります。
よく噛んで食べることは、やる気スイッチが入りやすく、心も安定しやすくなり、前向きで楽しく過ごすうえでは、とても大事なことなのです。

しかし、むし歯で大きな穴が開いていたり歯がグラグラしていては、よく噛むことはできません。歯や歯ぐきの健康を保つことも重要です。

いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子

参考文献:nico/2018.08

甘い物は「量」より「とり方」に注意!

「甘い物をたくさん食べるとむし歯になる。」この時に問題になるのは「量」より「頻度や時間」です。
飲食後、お口の中では歯を溶かす「脱灰」と、それを修復する「再石灰化」という現象がおこります。「脱灰」が「石灰化」を上回ると「脱灰」が進み、むし歯になります。
のどアメを絶えず舐めたり、ドリンクをチビチビ飲んでいたりすると、「脱灰」が進みやすくなるので注意が必要です。

(nico 2018.08より)

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