10月 1 2018
NewsLetter 2018年10月号
奥歯の溝を埋めるシーラント!
皆さん、「シーラント」ってご存じですか?
シーラントというのは、奥歯にある深い溝を埋める予防処置のことで、お子さんのむし歯予防に使われます。
奥歯の溝は複雑な形をしていて、食べかすやプラークなどの汚れが溜まりやすい場所です。人によっては溝がとても深く、溝の奥に歯ブラシの毛先が届かないことがあります。溝に入り込んだ食べかすやプラークは、そのままだとむし歯の原因になってしまいます。そしてさらに悪いことにお子さんの場合、生え始めたばかりの歯は歯の質が弱く、むし歯菌の出す酸にとても溶けやすい為、特に深い溝がある奥歯はむし歯になるリスクが非常に高いのです。
そこで、歯ブラシの毛先が届かない奥歯の溝をあらかじめ埋めることで、食べかすなどが入り込まないようにするのがシーラントです。シーランとをすることによって溝が埋まるので、むし歯にならないよう予防することができます。
しかし、シーラントは長年噛んでいるうちに一部がはがれ落ちることもありますので、シーラントをした後はそのままにせずに定期検診の際などにチェックしてもらいましょう。
いの歯科医院 歯科衛生士 辰喜 光
参考文献:nico/2018.07
詰め物をした後もしみるのはどうして?
むし歯の治療で歯を削って詰め物をした後に、しばらく歯がしみることがあります。これは、むし歯の炎症や歯を削った刺激で、神経が敏感になっているからです。
この場合、敏感になっている神経が落ちつくまでには、ある程度の時間が必要であり、数日から数ヶ月かかる時もあります。ですが、時間が経つにつれて徐々にしみる症状は落ちついていきますので、その間は刺激があるものは避け様子をみていきましょう。
(nico 2018.07より)