NewsLetter 2018年4月号

指しゃぶりは、いつまで?

指しゃぶりは、不安や緊張をやわらげる効果があるといわれています。指しゃぶりのピークは、1歳半から2歳頃までで、乳児期の指しゃぶりは口の周りの筋肉の発達にもつながり、正常な生理的行動です。

しかし、指しゃぶりが3歳を過ぎても続いてしまうと、歯並びや顎の骨などに悪い影響が出る可能性があります。
歯並びへの悪い影響としては、上下の歯が噛み合わない状態や出っ歯があげられます。指が口の中に斜めに入る場合は、上下の顎の位置がずれることがあります。
指しゃぶりは本来、生活のリズムが整い、夢中で遊んだり、手や口を使う機会が増えてくると減ってくるといわれています。

指しゃぶりをやめる時期の目標は、2歳半を目安にしましょう。ただし、無理にやめさせようとするのではなく、周囲の話を理解するようになったら、子供と向き合ってきちんとお話しをする事が大切です。
保育園や家庭で心の不安があれば、それを解消することが重要です。

いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子

参考文献:デンタルハイジーン/2018.02

歯周病と歯磨き剤!

いろいろな薬効成分が配合された歯磨き剤が出回っていますが、歯周病の改善に役立つという学術的報告はほとんどありません。プラークを除去することについては、歯磨き剤と歯ブラシで歯磨きした場合と歯ブラシのみで歯磨きした場合では、有意義な差は認められませんでした。歯周病の改善には、どの歯磨き剤を使用するかではなく、どう磨いてプラークを除去するかが重要です。

(デンタルハイジーン 2018.02より)

※Newsletterは、こちらから一覧表示できます。