NewsLetter 2018年3月号

歯ぐきの検査はどうしてチクチクするの?

「歯ぐきの検査はチクチクするから嫌なんです。」というお声をいただく事があります。しかし、歯周病による歯ぐきの炎症は歯ぐきの内側から発生するため、お口の中を目で見ただけでは完全にはわかりません。そこであの細い棒「プローブ」の出番となります。

検査では、歯ぐきの溝の中にプローブを挿入します。この時に出血がある場合は、歯ぐきに炎症を起こしていることを意味します。また、歯周ポケットの深さが4.0mm以上あると病的な状態と考えられ手織り、プローブのメモリを用いてその深さも測っています。さらに、同じ1本の歯でも歯の表側と裏側、歯と歯の間など場所によって歯ぐきの状態は異なるため、全部の歯の周りにまんべんなく行う必要があります。

この検査の際の痛みは、炎症のせいであることがほとんどです。個人差はあるものの炎症が治まってくるとプローブを差し込んでも出血はなくなり、痛みも減っていくはずです。

痛くなったむし歯の治療だけでなく、ぜひ歯周病検査も積極的に受けましょう。

いの歯科医院 医療事務 小林万希子

参考文献:nico/2017.02

歯ぐきが下がったけど大丈夫?

歯周病治療を受け歯ぐきが引き締まると、歯ぐきが下がって歯根が見えたり歯と歯の間の隙間が広くなることがあります。これは歯ぐきの腫れが引き、歯を支えている骨が吸収された分、歯ぐきが下がった結果です。正常なことですので心配いりません。また、それだけ歯周病が進行していた証拠なのです。

(nico 2017.09より)

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