11月 1 2017
NewsLetter 2017年11月号
むし歯予防、磨くだけで良いの?
むし歯は、歯に付着したむし歯菌が出す酸によって、歯の表面が溶かされることで起こります。
そこでむし歯予防では、むし歯菌を含むバイ菌の塊であるプラークを除去することが大切になります。
歯磨きのお話しや練習をさせていただくのは、患者さんによく磨けるようになっていただく事を目的に行っています。
しかし、残念ながら気をつけて磨いている方の中にもむし歯になる方がいらっしゃいます。
実は歯磨き以外にも虫歯の発生に大きく関わっているのは、生活習慣です。中でも食習慣は大きく影響します。
・食事の時間が不規則で、お菓子で空腹を紛らわすことがある。
・運転中に加糖飲料を飲んでいる。
・仕事中に飴をなめたり、ガムを噛んだりする事が多い。
・家事の合間に少量の間食をちょこちょこ摂っている。
・散歩中に飴をなめている。
・禁煙後、口寂しいので飴をなめるようになった。
・スポーツドリンクをよく飲む。
などなど、あげればきりがありません。
人それぞれ、食生活に違いはあっても、甘いものの摂り方には注意が必要です。
甘いものを食べると、むし歯菌は酸をどんどん作り出すのです。むし歯になりやすいと感じている方は、1度食習慣を見直しましょう。
いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子
参考文献:デンタルハイジーン/2017.10
手用歯ブラシと電動歯ブラシ!
歯磨きのお話をしていると、「電動歯ブラシはどうですか?」と質問されることがあります。手用歯ブラシは上手く磨けないので、電動歯ブラシで磨けば、よく磨けるようになるかしらということのようです。
ただ単に、電動歯ブラシといっても、いろいろな種類があり、その種類によっても使い方は違います。
歯磨きで大切なのは、どこをどのように磨いて、プラークを除去するかということです。その人にあった磨き方や道具があり、手用歯ブラシだから磨けない、電動歯ブラシだから良く磨けるということではありません。
(デンタルハイジーン 2017.10より)