NewsLetter 2017年7月号

抜歯前、抜歯後に気をつけること!

抜歯は誰にとってもつらいものです。しかし、残念ではありますが、抜歯を避けられないケースはあります。そこで歯を抜く際には、抜歯前後で気をつけるポイントがあります。

抜歯前に気をつける事で重要なのは、持病と服用中のお薬を事前に教えていただくことです。お薬の中には、歯を抜いた後、希に副作用が出てしまうお薬があります。しかし、どのお薬も自己判断でお薬の服用を休むのは危険です。場合によっては、かかりつけの担当医に確認してから休薬をお願いすることがあります。くれぐれも指示があるまで服用を止めないで下さい。また、体調が悪い時に歯を抜くと傷の治りに影響が出ることがあるので、体の調子を整えてからにしましょう。

次に、抜歯後に気をつける事です。抜いた日は、傷口を守るために固まった血が、うがいや舌で触ることで失われると、骨が露出しひどい痛みの原因になります。口をすすぎたい時はブクブクくうがいはせず、水をそっと含み吐き出す程度にし、傷口を気にして舌で触らないように気をつけましょう。

また、血行が良くなると、出血しやすくなるので、歯を抜いた日は運動や飲酒を避け、痛みや出血がある場合は入浴を控えましょう。痛みが強くなると痛み止めが効かなくなる事があります。痛み止めは、「痛くなりそう。」と思ったら我慢せずに早めに飲みましょう。

ちょっとした配慮で、抜歯後の経過がだいぶ楽になります。注意事項を守って下さいね。

いの歯科医院 歯科衛生士 辰喜 光

参考文献:nico/2017.02

麻酔を受けた時の動悸(ドキドキ感)について!

むし歯の治療や歯を抜く時などに用いられる麻酔注射(局所麻酔)には、血管収縮薬としてアドレナリンが含まれるものがあります。アドレナリンは、血圧を上昇させたり、脈を速くする働きもあるので、人によっては注射直後から10~20分くらい心臓がドキドキする事があります。しかし、麻酔成分によるドキドキは一時的なものなので、角に気にしなくて大丈夫です。他には精神的なストレスからドキドキすることがあります。麻酔注射に関わらず、注射はやはり怖いですよね。歯科治療に苦手意識や、不安感、恐怖心がある場合はなおさらでしょう。当医院では、なるべく楽に麻酔注射を受けていただけるように、表面麻酔やお声がけをさせていただいています。

(nico 2016.11より)

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