NewsLetter 2016年2月号

フッ素入り歯磨剤を効果的に使いましょう!

むし歯予防には、当然のことながらホームケアをしっかりと行う事が大切です。
プラークを歯から取り除くことのできる歯磨きの技術の向上はもちろんですが、フッ素の利用がとても重要です。

ホームケア使用するフッ素といえば、フッ素入り歯磨剤が一般的です。歯磨剤に含まれるフッ素が歯の表面にくっついて、むし歯菌が出す酸から歯を守ってくれます。

しかし、歯磨剤に含まれるフッ素量は少ないので、その効果は一日ほどで消えてしまいます。フッ素入り歯磨剤を使用する時はこんなところに気をつけて下さい。

・歯磨剤はたっぷり使いましょう。ただし、うがいができない乳幼児では注意が必要です。
・フッ素を残すため、うがいは最後の1回だけにとどめましょう。
・フッ素が効果的に働くように時間をかけ、丁寧に磨きましょう。
・フッ素が唾液に流されないように寝る前に磨きましょう。

フッ素入り歯磨剤のむし歯予防効果は、むし歯を20%~30%減らすといわれています。いろいろな方法を組み合わせ、むし歯を作らないように頑張りましょう。

いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子

参考文献:nico/2015.06

コップの中で歯ブラシをすすいでみましょう!

歯磨きの時に口に溜まった唾液をコップの中に集めてみて下さい。磨き終わった歯ブラシもコップの中ですすぎます。コップの中をのぞいてみたいと思う人は、そんなに多くないと思います。決してきれいなものではありません。ただし、コップの中のものは、さっきまで口の中にあったものです。二度と口の中に戻したくないと思います。歯磨きが面倒になったら、これをやってみて下さい。毎日きちんと歯磨きしたくなると思います。

(nico 2015.06より)

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