8月 1 2014
NewsLetter 2014年8月号
口臭のお話し
来院される患者さんの中には「自分の口が臭うのでは?」と、とても気にされている方がいらっしゃいます。むしろ気にしていない方はほとんどいらっしゃらないのでは。そして、口臭が気になる方は、ガムを噛んだり、タブレットを噛んだりしているのではないでしょうか?
しかし、口臭を消そうとして口の中がスーッとするガムやタブレットを噛んでも臭いをごまかせるのはほんの数分か、運が良くても30分程度です。
周りにいる人が気になるような攻撃的な口臭物質は、ほぼ100%硫化水素、メチルメルカプタンという有毒ガスです。口のバイ菌が舌苔中のタンパク質を分解して出したり、歯周病菌が歯ぐきの溝に隠れて炎症を起こし、栄養源のタンパク質を分解して発生します。つまり口臭は腐敗臭です。口臭予防には、舌のブラッシングと歯ぐきの溝の中の掃除をして、口の中のバイ菌を減らすことが唯一無二の有効な方法です。
ですが、歯ぐきの溝の中は歯ブラシでは届きません。自分の手にはおえませんので、定期的に歯科医院で清掃してもらいましょう。
いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子
参考文献:nico/2013.12
悪いクセを治しましょう!
頬杖をつく、指しゃぶり、下くちびるを噛む、口を開けてクチャクチャ物を食べる。これらのクセがあると、歯並びが悪くなったり、顎の骨が変形したり、顔が曲がることもあります。乳歯が生え揃ったころから、小学校を卒業するまでの悪いクセは、口や顎の育ちだけでなく、身体の育ちにもいろいろと影響を与えてしまいます。
(nico 2013.12より)