3月 1 2014
NewsLetter 2014年3月号
むし歯治療後に症状がある時は!
象牙質まで進んだむし歯を治療する際、幸い神経を取らずに済んだ歯に、治療後「冷たい物がしみる。」、「違和感がある。」、「強く噛むと痛い。」などの症状が出ることがあります。
象牙質には細長い神経組織が通っています。象牙質まで進んだむし歯を治療する時は、細菌に汚染された象牙質を削って取り除きます。つまり、神経組織の末端も一緒に切り取っていきます。いわゆる生体を切除する外科処置なのです。むし歯の治療後の違和感はそのためです。
しかしよくしたもので、刺激が神経に伝わり続けると、歯は刺激をシャットダウンするために第二象牙質という防御機構を作り上げます。こうしてしばらくすると、むし歯治療後の症状は消えてしまうことがほとんどです。
しかし、強い刺激が加わり続けると、さらに症状が悪化し、ついには神経を取る治療が必要になることもあります。治療後、症状があって様子をみる時には、冷たい物がしみる時は冷たい物を避ける。強く噛むと痛い時は硬い物を避けるなどの努力が必要です。
いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子
参考文献:nico/2014.02
冬の乾き対策
冬というのはとても空気が乾燥しています。この時期に手の指先が荒れたり、唇が切れたりするのは、その乾燥のせいです。冬の乾燥は皮膚から水分だけが蒸発していくような形で乾くので、純粋に水分だけが足りなくなってくるのです。ですから、冬こそ「お水」をしっかり採る事が大切です。コップに水を汲んで、最初の一口は口の中でクチュクチュして、しばらくしたら吐き出します。二口目からは普通に飲みますが、コップ1杯の水を30秒以上かけてちびちび飲んで下さい。
(nico 2014.01より)