12月 1 2013
NewsLetter 2013年12月号
混合歯列期を見逃すな!
6~7歳から始まり乳歯から永久歯に生え替わる混合歯列期は、人生でたった一度の、歯科的ビッグイベント。歯で苦労しない人生をゲットするための重要なターニングポイントでもあります。
前歯は乳歯の生えていた位置と永久歯が生えてくる位置が違います。バイ菌がたまりやすい歯と歯ぐきの位置が永久歯では高くなります。これを見逃すと歯肉炎や虫歯になりやすくなります。
奥歯では6歳臼歯が生えてきます。歯ぐきを破って6歳臼歯は生えてくるので、歯ブラシが届きにくく、噛み合わせ面の裂溝は歯ブラシで磨けない事もあります。歯科医院で自分の口の中に合った磨き方を教わったり、噛み合わせの裂溝を埋めるシーラントや歯質を強化するフッ素塗布をしてもらいましょう。
また、混合歯列期は成長期でもあります。この成長期を利用し歯並びを治す事もできます。このタイミングを逃さない為にも、小さな頃から歯科医院を定期的に受診するようにしましょう。
いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子
参考文献:nico/2013.10
声はどうして出るの?
ノドボトケの近くにある「声帯」は、開いたり閉じたりできるヒダ。声帯は鼻と肺をつなぐ空気の通り道にあって、普段はV字型に開いてただ空気を通します。声を出す時だけ、両側のヒダが中央に寄ってきます。息がヒダの隙間を徹と、1秒間に100回以上の振動が生まれて「声の元」ができるのです。ノドちんこ、舌、頬、唇の筋肉を動かすと、「声の元」に様々な響きが加わります。そして、いろんな声に変化するんです。食べたり、飲んだりするだけでなく、話をする時もノドちんこや舌、頬、唇は大活躍です。
(nico 2013.10より)