NewsLetter 2022年9月号

若い人でも歯周病になります!

歯周病は年配の人がなる病気と思われがちですが、若い人でもなることがあります。歯周病はプラークという細菌のかたまりによる感染が元で起こる病気なので年齢にかかわらず、プラークが長く付着し続けた場所で進行します。

中学生や高校生でも口臭が強かったり歯みがきで出血するなら歯周病になっている可能性があります。歯と歯ぐきの境目に溜まったプラークが臭いの元になったり、歯ぐきに炎症を起こしますが、ほとんどの場合痛みはなく気づきにくいです。

今歯周病になっていなくても、将来歯周病になるリスクが高い人もいます。それは、ご両親兄弟姉妹、祖父母まで含めた遺伝的要因や糖尿病などの全身的要因、そして喫煙などの生活習慣などにより、プラークに対して感受性の強い人です。そうした人が、いったん歯周病になると若くても重症化しやすいので特に予防が大切です。

歯周病は患者さん自身でプラークを落とせるようになることが大切です。日々のセルフケアに加え、定期健診でご自身のお手入れの状態や歯ぐきの状態を把握しましょう。定期健診を受けていると、歯周病になってしまった時にできるだけ早い段階で発見対応することが出来ます。ご心配な方はいつでもご相談下さい。

いの歯科医院 歯科衛生士 裏田雅枝

参考文献:nico/2022.05

乳歯はいずれ抜けるからむし歯の治療は必要ない?

乳歯のむし歯は、「生え代わるから大丈夫」ではありません。むし歯の大きさやむし歯のできる時期によっては、乳歯の下で育つ永久歯に影響を与えてしまう事があります。むし歯がある環境に生えてきた永久歯はむし歯になりやすいです。むし歯かあるためによく噛めなかったり発音しにくいと、「食べる」「話す」という重要な機能が育つ妨げになってしまう恐れもあるので早めに治療しましょう。また、早期に乳歯を失うと永久歯の歯並びにも影響します。
むし歯のあるなしにかかわらず、乳歯が生えたらかかりつけ歯科医を作り健康なお口の状態を維持していくことが大切です。

(nico 2021.01より)

※Newsletterは、こちらから一覧表示できます。