NewsLetter 2020年4月号

フロスは使い続けてこそ効果あり!

デンタルフロスは、歯ブラシでは取り切れない歯と歯の間のプラークを取り除くのに欠かせません。むし歯や歯周病予防のマストアイテムなわけですが、わかってはいても使い続けられない方が多いようです。しかし一方、うまく習慣化できている方もいます。この違いは何なのでしょうか。

2018年2月のライオン株式会社が行った調査によると、フロスの使用が習慣化できていると思っている方の73%が、「フロスをいつも決まったタイミングで使用している。」とのことでした。一方、習慣化できていない人の82%は、「フロスを使うタイミングを決めていない。」とのことで、つまり、「フロスを使うタイミングを決めておく。」ことが大切と言えそうです。

習慣化できている方たちに、習慣化の工夫を聞いてみたところ「歯磨きと一緒に。」「必ず寝る前に。」「お風呂に入っている時に。」など、日常の習慣とセットで行う事や、「歯ブラシの隣に置く。」「浴室にも置いておく。」など、目に見えるところに置いておくといったことが挙げられました。タイミングを決めて、すぐ手に取れるところに置いておくのがポイントですね。習慣化の工夫はどれも簡単なものばかり。毎日使うことが習慣化されていない方は、この機会に毎日オーラルケアに取り入れてみてはいかがですか。タイミングを覚え込ませてしまいましょう。

いの歯科医院 医療事務 小林万希子

参考文献:nico/2019.10

歯周病菌の親玉?!

歯周病菌はいくつかあり1種類だけではありません。その中でも1番強い病原性を持つ親玉菌について紹介します。
名前は、ポルフィロモナス・ジンジバリス(Pg菌)といいます。この菌には、他の歯周病菌にはない恐るべき能力があります。それは、①タンパク質なら何でも分解、②毒素を合成、③出血するほど強力に、④バイオフィルムの病原性を高める、⑤しぶとい、といった点です。この彼が率いる歯周病菌たちに悪さをさせないように、毎日お口のケアとともに定期的に歯科医院の受診を心がけましょう。

(nico 2020.01より)

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