10月 1 2019
NewsLetter 2019年10月号
仮歯の大事な役割!
皆さんの中には、仮歯は見た目だけに使われているものと思われている方がいるかもしれません。しかし、仮歯は見た目だけに使われているわけではなく、お口の中で様々な役割がある歯の治療にとってとても重要なものです。
仮歯の役割の中には、被せものを作るために削った土台の歯が動かないように固定するというものがあります。歯は削ったまま放っておくと、空いた場所へどんどん動いてしまいます。もし、被せものを作るために型採りをした後、仮歯をしないでいると、歯が動きせっかくできあがった被せものが入らなくなってしまうことがあるのです。
また、削った歯に神経がある場合にそのままにしておくと、知覚過敏でしみてしまうなどの症状が出たり、削って形を整えた土台の歯が欠けてしまうこともあります。
このようなことから削った歯を守る為に、仮歯はとても重要に役割を果たしている大切なものなのです。もし、仮歯をしていて突然取れてしまったり、壊れてしまった時は、そのまま放置せずにすぐに歯科医院にご連絡下さい。
いの歯科医院 歯科衛生士 辰喜 光
参考文献:nico/2019.07
夜中の歯ぎしりしてストレス発散!?
歯ぎしりは単なる悪い癖だと思われがちです。しかし、全ての歯ぎしりが悪者ではないのです。
最近では、歯ぎしりには脳のストレスを発散させる働きがあると考えられています。ストレスは内分泌疾患や免疫系に悪影響を及ぼす万病の元であり、深刻な病気を引き起こす重大なリスクとして指摘されているものです。
このストレスを無くす為に就寝中の歯ぎしりは日中に受けたストレスを発散させ、脳とからだの健康を保つ為の、とても大切な行動なのです。しかし、歯ぎしりは歯に負担がかかってしまうこともある為、もし歯ぎしりのことでわからない事、悩んでいる事がありましたら、お気軽にご相談下さい。
このように痛みがないからといって放置すると歯の状態はさらに悪くなっていきます。痛みがなくなっても安心せずにできるだけ早く歯科医院を受診しましょう。
(nico 2019.01より)