4月 1 2019
NewsLetter 2019年4月号
抜歯が必要なのは、どんな歯?
皆さんは誰でも歯は抜きたくないと思いますよね。しかし残念ではありますが、残しておく事で周りに悪影響を及ぼしてしまう歯は、抜歯を避けられないケースがあります。
例えば大きく縦に割れてしまっている歯をそのままにしてしまうと、バイ菌がたまり腫れて膿が出たり、痛みが出てしまう事があります。また過去に何度も根の治療を繰り返している歯が悪くなった時、再度根の治療ができない場合があります。その場合、悪くなっている歯を残しておくと膿がどんどん溜まり周りの骨を溶かしてしまいます。
他に重度の歯周病で骨の支えがほとんど無くなりグラグラになってしまっている歯は寝ている間にいつの間にか抜けてしまい、飲み込んでしまったり気管に入ってしまうなどの危険があります。このような歯を残す事によって、様々なトラブルが起こってしまう為、抜歯が必要になってきます。
抜歯は気が重いものですが、単にその歯を抜くだけではなく、皆さんのお口の中の健康を守る為に必要な処置ですので、どうかご理解下さいますようお願いします。
いの歯科医院 歯科衛生士 辰喜 光
参考文献:nico/2017.02
歯ぎしりにご用心!!
寝ている間にしている歯ぎしり、実はこんな影響があるのです。
歯ぎしりは寝ている間に無意識で行われており、力の抑制が効かない為、体重の2倍の力がかかっています。そのため、歯や歯を支えている周りの組織に負担がかかり、歯にヒビが入ったり歯の周りの組織に炎症が起き痛みが出てしまう事があります。
このような歯ぎしりの影響から歯を守るには、マウスピースを作る方法などもあります。もし歯ぎしりでお悩みがある方や気になる事がある方は一度歯科医院で相談してみましょう。
(nico 2019.01より)