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NewsLetter 2012年2月号

NewsLetter 2012年2月号

「血液サラサラ」の薬って?

「血液サラサラ」の薬とは、血栓ができやすく血管が詰まりやすい方の血液を固まりにくくサラサラにする抗血栓薬の事です。血管を詰まらせないためには、薬を欠かさずに飲む事が肝心です。
ところが、抗血栓薬を飲んでいる患者さんの血液は、止まりにくいという特徴があり、「抜歯を安全に進めるためには一定期間服用を休まざるを得ない」と歯科でも医科でも以前は考えられていました。
でも、「もしも休薬している間に血栓ができてしまったら?」と、心配なさる方もいらっしゃるでしょう。そこで、現在では医科と連携を取り、歯科医師が適切な止血処置を行えば、休薬しない方がむしろ安全に抜歯できる事がわかっています。
抜歯の際に止血しにくいだろうと心配なさり、自己判断で休薬してしまう患者さんが時々おられます。が、これは大変危険ですので、休薬しないようお願いします。
また、抗血栓薬に限らず、歯科治療に影響を与える薬がいくつもあります。来院の際には、お薬の説明の紙をお持ち下さい。

いの歯科医院 歯科衛生士 星菜々子
参考文献:nico/2011.11

ブリッジの掃除

ブリッジのダミーの歯の下は汚れが溜まりやすい場所です。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシを上手く使って掃除をする必要があります。
歯間ブラシは、大きめのものを使うと、歯ぐきとブリッジの隙間が広がってしまいます。定期的に歯科医院で1人1人にあった歯間ブラシのサイズや使用方法を確認しましょう。
(nico 2011.11より)

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NewsLetter 2012年1月号

NewsLetter 2012年1月号

ホワ殺菌剤入り歯周病予防の歯みがき剤について

初期の歯周病は自覚症状がほとんどなく、自分が歯周病である事に気づかない事があります。ある程度歯周病が進行してくると歯ぐきの腫れや、歯のぐらつきといった症状が出てくる事があります。こうなった時に慌てて殺菌剤の入った歯磨き剤を使うだけでは、歯周病の根本的な改善は難しいです。
歯周病が進行すると歯周ポケットが深くなります。その中に歯石がたまり、空気が苦手な歯周病菌は歯周ポケットの奥で増え続けます。
深くなった歯周ポケットの奥までは歯ブラシの先は届きません。硬くこびりついた歯石を歯ブラシで取り除く事もできません。
いくら殺菌剤が入った優れた歯みがき剤でも、歯周病菌までダイレクトに届かなければ効果は限られてしまうでしょう。
まずは、歯科医院で歯周ポケットの中を掃除し、歯石や細菌の塊であるプラークを徹底的に取り除く事が大事です。

いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子
参考文献:nico/2011.09

心内膜炎の原因菌

心内膜炎という病気を知っていますか?
血管に入った細菌が血流により運ばれ、心臓に炎症を起こしてしまう病気です。歯を抜いた時などに起こりやすく、高熱が出たり、心臓がうまく動かなくなってしまいます。こんな病気を引き起こす細菌は、ごく普通に口の中にいる、むし歯菌や歯周病菌などの様々な常在菌です。
歯みがきは、むし歯予防だけでなく身体を細菌から守るためにもとっても役に立っています。
(nico 2011.09より)

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