News Letter 2026年 8月号

口から食べるという事!
人は食べ物を見たり、臭いを嗅いだだけで摂食行動が始まります。梅干しを見て、耳の下のあたりが痛くなるのは、急激な唾液分泌が起こるためです。唾液だけでなく胃液の分泌も始まります。食べ物を受け入れ、咀嚼し、食塊を形成します。食塊を咽頭へ送り、咽頭から食道へと送り込みます。食道の壁の蠕動運動で食塊を胃へ送ります。食塊は蠕動運動で移動するため寝ていても逆立ちしていても胃に運ばれます。しかし、食道の機能が低下していると途中で食物が停滞したり逆流したりして誤嚥する事があるので、食事や食休みは座った状態でいることが大切です。
咀嚼、嚥下動作は、口腔周囲の表情筋、舌筋、咀嚼筋、軟口蓋筋、舌骨上筋群などが協調し、食べ物を咽頭、食道へ送り込む一連のプロセスです。
口腔機能が低下すると、口唇や舌の動きが悪く、食べ物をうまく食塊としてまとめることが出来ず、口の中にたくさん食べ物が残ってしまいます。また、うまく飲み込めず、むせや咳き込んだりする事があります。
口腔機能の回復トレーニングは、歯科医院でお手伝いすることが出来ます。
いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子
参考文献:デンタルハイジーン/2026.06
「問診」と「医療面接」!
「問診」は、診断の参考のために、初診時に医師、歯科医師などの医療従事者が患者さんに病歴や病状を質問することを指します。一方、「医療面接」は、「メディカルインタビュー」ともいい、初診時からメインテナンスまで全ての期間で行い、医療従事者と患者さんの直接的なコミュニケーションの事です。患者さんの生活背景を聞かせてもらい、疾患への繋がりを探って行きます。
(デンタルハイジーン 2026.06より)