News Letter 2026年 5月号

子どもの早食いの身体への影響!
「早食い」は、単なる食習慣の問題ではありません。充分に咀嚼せずに飲み込む事で口腔内の自浄作用が低下し、プラークが蓄積しやすくなります。また、唾液の分泌も減少するため、う蝕や歯周病のリスクも高まります。さらに早食いは全身への健康にも影響を及ぼします。満腹中枢が働く前に食べ過ぎてしまうため肥満のリスクが高まる一方で、咀嚼や嚥下が苦手で食事量が少ない場合は、充分な栄養が摂取できず痩せ傾向になる事もあります。そして最も懸念されるのが、食物を大きなまま飲み込む事による窒息のリスクです。
なぜ、早食いが起こるのでしょうか。早食いの背景には、環境要因(給食時間が短い・兄妹との競争など)、脳とドーパミンの影響(濃い味の食べ物による快楽追求)、心理的要因(ストレスによる衝動的な食べ方)、身体要因(咀嚼力の低下・姿勢の問題)など、様々な要因が複雑に絡み合っています。
食事をよく噛んで食べる事で、適正量で満腹感を得る事ができます。そのためには、よく噛む事のできる正しい姿勢とよく噛む事ができる口腔内機能が必要です。
いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子
参考文献:デンタルハイジーン/2026.03
ディスバイオシス(Dysbiosis)とは?
デイスバイオシスとは、腸内細菌などの「菌叢(フローラ)」のバランスが崩れ、善玉菌が減って悪玉菌が優勢になる状態です。
口腔内でもこの現象が起こる事があります。歯周ポケット内は、日々のセルフケアでは届きにくい部分です。セルフケアと定期的なメインテナンスでのプロフェッショナルケアが必要です。
(デンタルハイジーン 2026.03より)