News Letter 2025年 9月号

こんな食生活をしていませんか?
身体の代謝には、1日の中でリズムがあります。活動する時間帯の日中は糖をエネルギーとして消費しやすい一方、休息する時間帯の夜間は糖を脂肪として溜め込みやすくなります。同じ量の砂糖でも昼夜自由に口にする場合と、昼にしか口にしない場合では、昼だけの方が悪い影響は少ないですが、夜も食べると脂肪になりやすくなります。また、夜食を含め夜遅い食事は体内時間を狂わせ、正常な代謝のリズムを壊し、太りやすい体質に繋がります。
そして、ダイエットのためにと朝食を抜く方がいます。しかし、体内時計は臓器毎にリズムを刻んでおり、脳が日光を浴びて目覚めるように、内臓は朝食を食べて目が覚めます。そのため朝食を抜いてしまうと、頭は起きていても身体は起きていない状態になります。各臓器の時計がバラバラだと、体温が上がらず代謝が悪くなり、エネルギーの燃える量も少なくなる(=太りやすい)体質になります。その上朝食抜くとその分昼食を多めに食べる傾向にあり、ダイエットには逆効果となります。このようにこうした食生活は、体の自然な代謝リズムに反していて、太りやすい体質に繋がります。
大切なのは何を食べるかではなく、いつ食べるかなのです。
いの歯科医院 歯科衛生士 辰喜 光
参考文献:nico/2025.07
糖尿病と歯周病の繋がり!
糖尿病と歯周病は深い関係にあり、最近では歯周病は糖尿病の合併症というよりも、併存疾患として捉えられるようになっています。併存疾患は発症・進行するプロセスに共通する要因が多いと、お互いが関係し合うものです。併存疾患同士は同じ方向を向いているので、良くなる時も悪くなる時も一緒という傾向にあり、歯周病の治療をすると糖尿病が改善すると言われています。
歯周病の治療で歯ぐきが良くなるだけでなく、糖尿病も改善するのは一挙両得と言えます。しかも高血圧や動脈硬化なども一緒に改善する可能性があるため、健康志向の一環として歯周病治療はいかがでしょうか?
(nico 2025.07より)