News Letter 2025年 10月号

正しい抗生剤の飲み方は?
歯科治療の際、抗生剤が処方されることがあります。この抗生剤は正しく服用しなければ、せっかく飲んでいても効果が得られないことがあります。
抗生剤は、服用のタイミングが重要です。薬が体内でどう運ばれ、どのくらいの濃さで、どのくらいの時間、細菌にふれると効果が出るかが決まっています。そのため決まった時間の間隔で服用することが理想です。これとは別に、飲み忘れ防止も大切なので、実際には「食後に服用」がすすめられています。
しかし、食事を抜いてしまったり、食後すぐに飲み忘れたからといって次の食事まで飲まないというのは良くありません。これは血中のお薬の濃さを保つことに方が大事だからです。
また次のような方は、服用に注意が必要ですので必ず問診時にお申し出下さい。ワーファリン(血液をサラサラにする薬)を飲んでいる、妊娠中やその可能性がある、てんかんの持病がある、ピル(経口避妊薬)を飲んでいる。
これらをふまえ、安全に正しくお薬を服用しましょう。
いの歯科医院 医療事務 小林万希子
参考文献:nico/2025.08
その磨き方大丈夫?
皆さんは、歯みがきの時ゴシゴシ力強くみがいていませんか?歯と歯ぐきの境目に歯ブラシをグリグリと強く押し付ける過剰な歯ブラシの圧力は、歯ぐき下がりに繋がってしまいます。せっかくの歯みがきで歯ぐき下がりを起こさないように、歯科医院で正しい歯ブラシの動かし方やブラッシング圧について指導してもらいましょう。
(nico 2025.08より)