4月 20 2013
NewsLetter 2013年4月号
大切な歯周病治療
「今困っているところの治療だけで良い。」「さっさと治療を終わらせたい。」そう思っている方は多いのでは?歯の治療も大切ですが、歯ぐきの治療もとっても大切なんです。インプラントやブリッジ、部分入れ歯を作る時などに歯周病治療を先にしておく事は、その後の治療をスムーズに進めるに当たってとても重要です。
どの歯が残せて支えにできるのかなど、周囲の歯のその後にもある程度めどがついてから治療計画を立てて実行するというのが、オーソドックスでバランスの取れた治療法なのです。
ただ急いで、インプラントやブリッジなどを入れても、少したって残っている歯がダメになったら、追加のインプラントが必要になったり、・・・と、治療が場当たり的になってしまいます。
インプラントは人工歯ですから、虫歯になりませんが、歯周病にはなるのです。歯周病は細菌感染で起きているので外科的に治療し、細菌を減らす必要があります。
また、周りの歯の歯周病を放置したまま計画性なく治療しても、すぐに追加のインプラントが必要となってしまっては、患者さんの負担もかえって増えてしまいます。治療は急いだり焦ったりしても良い事はありません、じっくり行きましょう。
いの歯科医院 歯科助手 小林万希子
参考文献:nico/2013.03
妊娠中の麻酔
安定期に入っていれば麻酔の使用は別段問題ないでしょう。麻酔薬自体は安全性も確認され、信頼されている薬剤です。麻酔をせずに痛みをこらえながら治療を受ける事の方が母胎にとってかえってよくありません。きちんと麻酔をし、無痛治療を受ける事が重要です。しかし、そもそも麻酔が必要になるような歯科治療は、X線撮影や外科処置を伴う事が多く、妊婦さんの精神的肉体的ストレスを考えると、妊娠前に処置を済ませておく事が望ましいと思います。
(nico 2013.02より)