NewsLetter 2012年3月号

毎食後の歯みがきでピカピカに!

バイオフィルムとは、悪玉菌達が作り出すヌメヌメのこと。生ゴミ入れなんかによく付くでしょう?
油断するとこれと同じものが歯にベッタリと付いちゃいます。楊枝の先で歯をこすると白いものが付いてくる「アレ」です。
このヌメヌメは、実は細菌の棲家。楊枝の先にちょこっと付いた中に、1000万~1億以上もの細菌がひしめき合っています。食べかすは、ベタッとひっついているし、湿り気はたっぷりで温かいし、虎視眈々と増えようとしている悪玉菌にとって、言う事なしの居場所なんです。
バイオフィルムは丈夫なバリアが張られたようになっているので、唾液で洗い流そうと、殺菌剤でうがいしようと壊れません。歯ブラシでこすらないと取れないのです。
放っておくと、悪玉菌ばかり増えて、むし歯や歯周病になりやすいし、口臭も増えてしまいます。食後24時間経つと、強いバリアができてしまうので、食べてすぐに歯みがきすると汚れが取れやすくて、ピカピカになります。

いの歯科医院 歯科衛生士 山川まり子
参考文献:nico/2011.12

噛む事の効果の1つです

よく噛んで食べると、唾液は噛まない状態の時の約3~4倍も分泌すると言われています。
唾液成分の1つにNGFという神経成長因子があります。このNGFは、神経を集中させる働きがあると言われるホルモンで、唾液分泌が噛む事により増えると、より集中力を高められる事になります。
「噛んでいる」という刺激が、ずっと脳や全身の筋肉に伝達される事になり、身体全体の運動機能が活性化されます。
(nico 2011.12より)

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