NewsLetter 2013年5月号

歯みがき粉を使いましょう!

皆さん、歯みがき粉はお使いですか?「昔はカラ磨きをしなさいって言われましたけど。」という方も中にはおられますが、昔と比べてビックリするほど歯みがき粉の品質が良くなっています。

昔の歯みがき粉の中に入っている研磨剤はタバコのヤニ取りという感じでザラザラでした。そして盛大に泡が立ち、辛かったでしょう?ろくに磨いていないのに口いっぱいの泡と刺激にごまかされて、早々と歯みがきを終えてしまう事もあったと思います。

しかし、今の歯みがき粉の中に入っている研磨剤は粒子が細かくて、硬度もより軟らかになっています。中には歯の表面についた汚れを浮かせて剥がしやすくする製品もあります。

そのうえ、今の歯磨き粉には、むし歯予防に役立つ機能も加えられています。例えば、日本で販売されている約9割の歯みがき粉にはフッ素が入っています。フッ素はむし歯予防にとても効果があります。タップリ使って歯と歯の間などすみずみまで、フッ素を届けていただきたいです。

さらに、じっくり歯磨きしやすいように泡立ちが控えめで、味はマイルドになっています。フッ素入りの歯みがき粉を使った後には、なるべく少量の水で1~2回軽くゆすぐ程度にし、働き者のフッ素が、お口の中に残るようにしましょう。

いの歯科医院 歯科衛生士 星菜々子

参考文献:nico/2013.03

唾液ってすごい!

唾液には初期虫歯を治す力があります。これは「再石灰化」と言って、唾液の中のカルシウムやミネラルが溶けてむし歯になりはじめた歯を治してくれるのです。一方、歯が溶ける事を「脱灰」といい、口の中ではいつも「脱灰」と「再石灰化」がシーソーのようにバランスをとっています。唾液は、傷口を守るようにはを守ってくれていたのです。

(nico 2013.01より)

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