NewsLetter 2019年12月号

入れ歯のお手入れはしっかりと!

入れ歯を使われている方の中には、入れ歯洗浄剤を使っていればブラシで磨かなくてもきれいになると思われている人もいるかもしれません。しかし、洗浄剤だけでは、入れ歯に付いた汚れはほとんど落とす事はできず、どんどん汚れが溜まってしまいます。

お手入れが足りないと、着色汚れや歯石のような汚れが付着してこびりついていき、ブラシでこすっても取れなくなってしまいます。それを無理に取ろうとすると入れ歯を傷めてしまう事もあります。洗浄剤はあくまでも補助的なものであり、一番大切なのはブラシでしっかり入れ歯を磨いてきれいにする事です。

入れ歯の表面にも汚れは付きますが、特に汚れが溜まりやすく磨き残しが多いのは、入れ歯の裏側やバネの内側です。そして、バネに汚れが付いたまま入れ歯を使っていると、バネをかけている歯がむし歯になる原因にもなってしまいます。

こうした事が起こらないように、また今使っている入れ歯を大切に長く快適に使い続けていただくためにも、入れ歯を丁寧に磨く事がとても大切です。皆さん、入れ歯のお手入れをしっかりしていきましょう。

いの歯科医院 歯科衛生士 辰喜 光

参考文献:nico/2018.04

被せ物が入っても油断大敵!?

被せ物を被せていない歯であっても、歯と歯ぐきの境目には汚れが溜まり、その状態が続く事で、むし歯の原因となります。そして被せ物が入ってもそれは変わらず、決してむし歯にならないわけではありません。被せ物と歯の境目はさらに汚れが溜まりやすく、お手入れが不充分であればまた境目からむし歯になってしまいます。

せっかく治療した歯が、またむし歯になるのは避けたいですよね。そうならないために、被せ物が入った後もしっかりと磨き、また歯科医院にも定期的に受診し、磨き方を確認してもらってはいかがですか?

(nico 2017.10より)

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