NewsLetter 2019年8月号

白いむし歯もあるんです!

むし歯というと「黒くなってる」や「穴が開いている」というイメージがありますが、「穴の開いていない白いむし歯」もあるんです。それがむし歯のできはじめの段階である「初期むし歯」です。

初期むし歯の部分は健全な歯が持つ透明感や光沢が失われ、白く濁った見かけになります。しみたり痛みなどの自覚症状もまずありません。ですがこれも立派なむし歯です。今までなかったところにいつの間にか白く濁った斑点ができたなら、初期むし歯の可能性が大です。プラーク内の細菌が作り出す酸で、歯の成分であるカルシウムなどが溶け出している状態、これが初期むし歯のできるしくみです。

初期むし歯の発見をするには、プラークをきれいに取って歯の表面の唾液を乾かして観察をします。歯と歯の隣り合った部分を調べるには、レントゲンも欠かせません。

むし歯のできはじめは、自分では見つけにくいものですので、歯科医院での定期検診をぜひ受けて下さい。

いの歯科医院 歯科衛生士 髙橋 恵

参考文献:nico/2019.06

1ヶ月に1度はお口の粘膜チェックを!

口腔癌は早期発見し、初期に適切な治療が行われれば、食事やおしゃべりに差し支えなく社会復帰できる癌です。
胃癌や大腸癌と違って目で見つけられる癌ですので、1ヶ月に1度はセルフチェックをし、2週間経っても治らない口内炎があったり、硬いしこりや腫れがみられる時、舌や唇がしびれたり動きにくくなっていたり、口が開きにくい場合、噛み傷や入れ歯や差し歯が当たってできた傷がずっと治らない場合など、気になる事があれば放っておかずに歯科医院で診てもらいましょう。

(nico 2019.06より)

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