NewsLetter 2017年10月号

歯にできた白く濁った部分って何?

皆さんは歯の表面にできた白く濁ったところは何だろうと思ったことはありませんか?

それは「初期むし歯(むし歯の始まり)」の可能性があります。歯の表面からカルシウムなどが溶け出しているため、白く濁っているのです。
初期むし歯ができているということは、お口全体がむし歯になりやすい状態になっているサインです。しかし初期むし歯は、すぐに自分で発見できるとは限りません。歯科医院では、専用の器具で歯の汚れを落としたうえで、歯の表面の変化を詳しく観察し、確認します。
その後、歯の磨き方や食習慣などいろいろな角度からお話を聞いて、むし歯になりやすくなっている理由をお話しします。また、むし歯になりにくいように予防処置も行います。
このように初期むし歯を早く発見して、削らずに歯の表面のカルシウムなとが戻るようにする事で、初期むし歯を進行させないようにする事ができます。

多くの方は、穴があいてから、あるいは水がしみるなど痛みや違和感を感じて、はじめて歯科医院を受診されるようです。穴があいたむし歯が自然に治ることはありません。穴があく前の初期むし歯の段階で発見することが大切です。

一昔前は、むし歯といえば「早期発見、早期治療」でしたが、最近は早く見つけて、長期的に経過を診ていくことが主流になっています。
気になった方は、歯科医院を受診してみましょう。

いの歯科医院 歯科衛生士 辰喜 光

参考文献:nico/2017.06

治療中の歯では噛まないで下さい!

歯の根の治療後に食事をする時は、治療をした側で噛まないようにしましょう。根の治療をしている歯には、本格的な補強がされていないので、噛む力で割れてしまうことがあるからです。また、仮のフタや仮歯が取れた時は、そのままにしないで歯科医院にご連絡をお願いします。

(nico 2016.06より)

※Newsletterは、こちらから一覧表示できます。